あの高音質は健在! 旧モデルの不満も解消!
旧モデルに続き、Beats Electronics製の高品質システム「Beats Audio」に対応。音楽からYouTube音声まで、さまざまな音源を高音質で楽しめる。嬉しいのは、旧モデルで非対応だったワンセグの音声もBeats Audioで聴けるようになった点。もちろん「radiko.jp」などの追加アプリをBeats Audioで聴けるので安心だ。
残念ながら、旧モデルに付属していた1万数千円相当のBeats Electronics製ヘッドフォンは「コストの問題」(関係者)で付属しない。が、Beats Audio自体は一般的なヘッドフォンでも利用できるので落胆する必要はない。
バッテリーの持ちはまずまず平均的
高速通信LTE/5型ディスプレー/クアッドコアCPUを完備するbutterfly。気になるバッテリーの持ちを測定したみたところ、4時間10分という結果が出た。測定結果は、バッテリー容量など基本スペックが近い「GALAXY S III Progre」とほぼ同等。バッテリーの持ちは「可もなく不可もなく」といったところだろう。
<バッテリーベンチの計測条件>
LTE接続でフル充電からYouTube HD動画を連続再生し、バッテリーが切れるまでの時間を計測。画面輝度は最大で常時点灯。音量は最小でスピーカーを使用。Wi-Fi/Bluetooth/GPS/アカウント同期はオン。省電力モードはオフ。
クラウドメモ「Evernote」と手軽に連携
アプリ名からは気付きにくいが、実は標準搭載の「メモ」は「Evernote」クライアントである。本体の設定画面にEvernoteアカウントを入力するだけで、テキスト/画像/音声/手書き入りのメモを、Evernoteと双方向に同期できる。さらにウィジェットまで利用可能で使い勝手がいい。
同様のことはもちろんEvernote公式アプリでも可能だが、アプリとは別にウィジェットを追加する必要があるので、ひと手間余計にかかってしまう。どちらも機能は同等なので、スグに使い始められるbutterflyの方が、さまざまな面で手軽である。
着実に進化するbutterflyは買い!
WiMAXは非搭載だが、より高速なLTEを搭載したbutterfly。3Gの通信速度も旧モデルの下り3.1Mbps/上り1.8Mbpsから、下り9.2Mbps/下り5.5Mbpsへと高速化した。上述のように細かい不満はいくつかあるが、着実に進化するbutterflyは、XperiaとGALAXYに続く第3の人気ブランドとしてすでに定着しつつあるだろう。旧モデルを見送った人はもちろん、すでに旧モデルを買った人にとっても、じゅうぶん買い換える価値のある端末だ。
au「HTC J butterfly HTL21」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | HTC |
ディスプレー | 5型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 約71×143×9.2mm |
重量 | 約140g |
CPU | Snapdragon S4 Pro APQ8064 1.5GHz (クアッドコア) |
メモリー容量 | ROM:16GB/RAM:2GB |
外部メモリー | microSDHC(最大32GB) |
OS | Android 4.1 |
LTE対応 | ○ |
WIN HIGH SPEED | ○ |
無線LAN | 2.4/5GHz対応 |
テザリング | ○(最大8台) |
国際ローミング | CDMA/GSM/W-CDMA |
カメラ画素数 | リア:約800万画素CMOS/イン:約210万画素CMOS |
バッテリー容量 | 2020mAh |
FeliCa | ○(+NFC) |
ワンセグ | ○ |
赤外線 | ○ |
防水/防塵 | ○/× |
SIM形状 | microSIM |
連続待受時間(LTE/3G) | 約270時間/約360時間 |
連続通話時間(3G) | 750分 |
カラバリ | 赤/白/黒 |
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