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速くて便利! 実測でわかるモバイルデータ通信 第30回

7型タブとの相性バツグン!? 最新ガラケーでテザリングを試す

2012年12月20日 12時00分更新

文● 正田拓也

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スマホと同じ通信料金に抑えつつ
Xi契約でドコモ間で通話し放題になる

 FOMAの契約のままではパケット代が高額になるのは前述のとおり。そこで、Xi契約にしてしまう方法がある。Xi契約してもF-01Eが掴める電波はFOMAの3Gのままだが、パケット通信料金の上限が月間3GBまでなら4935円、7GBなら5985円に抑えられる。

 そして月額700円の「Xiトーク24」を申し込めばドコモ間の通話はすべて無料となる。通話を重視するフィーチャーフォンならではの使い道だ。

 ただしデメリットもあり、FOMA契約にあった無料通話料込みプランが使えなくなる。他社ケータイや一般加入電話への通話が多い場合は支払い額が高くなることがある。

 そして、データ通信量の上限がないという、FOMAならではのメリットも失われてしまう。もっとも、もともと速度が速くないためあまり問題にならないかもしれないが……。

 一方、すでにXi対応のスマートフォンを使っていてF-01Eを使いたい場合は、mopera Uの契約があればF-01Eを調達してきてSIMを差し替えればそのままアクセスポイントモードと通話が可能だ。iモード契約をしなくてもテザリングは利用できるが、Xi契約でiモードを使いたい場合はiモードを申し込むこともできる。

 細かい話になるが、スマートフォンのspモードを残したままiモード契約をする場合は、My docomoからは手続きできず、電話やドコモショップでの手続きが必要となる。spモードとiモードを同時契約していれば、お互いのメールアドレスを相互に入れ替えることも端末操作で可能になる。

 また、注意しなければならないのが、Xi契約をしたままでは機種変更(買い増し)でF-01Eを購入できない。また、機種変更として機種を購入すると、ほとんどのスマートフォンに付いている月々サポートの割引が消滅してしまう。

 Xiスマートフォンを使っていてF-01Eを使ってみたい場合は、定価で端末のみ購入したり、中古ショップで購入するなど、Xi契約と関係なくF-01Eを調達する方法を考えなくてはならない。

APNも自分で設定できるが、MVNOは非対応

 F-01EのAPNの設定は自分で作成することもできる。ドコモではインターネット接続プロバイダーを自由に選べるという方針もあるので、自分が加入しているプロバイダーなどに変更できるのだ。

 デフォルトの[mopera U 128k]でも通信は可能で、FOMA契約の場合、パケットの通信料金の上限がフルスピード時(8190円)よりも低くなる(5985円)。しかし、回線速度が128kbpsに制限され非常に遅くなることと、Xi契約の場合は通信ができない。

 また、スマートフォンのAPNであるspモードのAPNを作成してみたが、spモード契約のある回線でも通信できなかった。

 なお、通話をしっかりしたいからフィーチャーフォンを使う、という趣旨からは思い切り外れるが、ドコモ網を使うデータ通信契約のiijmioのSIMも試してみた。APNの設定も行なってみたが、こちらも通信はできなかった。

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