12月18日、EMCジャパンは中堅中小企業向けの重複排除機能付きバックアップアプライアンス「Avamar Business Edition」の販売開始を発表した。
Avamar Business Editionは、すでに大企業向けに販売している「Avamar」よりも低価格でありながら、Avamarと同様にシンプルな管理性やネットワーク/ストレージの高い効率性を実現。最大7.8TBのバックアップ容量を提供するという製品。EMCの販売パートナーであるVelocityパートナーを通じてのみ提供する。
バックアップデータはネットワーク経由で転送して保存する前に、クライアント側でデータサイズの縮小が行なわれるため、高速かつ効率的なバックアップとリカバリが可能になる。さらに「可変長重複排除機能」により、一意のブロックだけがネットワークに送信されるため、トラフィックが大幅に軽減される。以前に保存したブロックが再びバックアップされることはなく、バックアップの帯域幅は飛躍的に削減され、バックエンドで必要となるディスクストレージを大幅に縮小。さらに、バックアップ処理を最大10倍高速化することも可能になるという。
また、バックアップソフトウェアとシステムが一体型になったアプライアンスのため、ハードウェアやソフトウェアを個別に統合するといった複雑なプロセスもなく、特に仮想化環境において容易に統合できるという。
価格は、540万円から。