GeForce GT 630M搭載でBDドライブも選べる「dynabook Satellite T772」
ゆとりのキーボードと高パフォーマンスが嬉しい17型dynabook
2012年12月21日 11時00分更新
GeForce GT 630M搭載でゲームもOK!
「dynabook Satellite T772」の今回の試用機はCPUにIntel Core i7-3630Qを採用し、8GBメモリと750GBのHDDを組み合わせた構成だ。グラフィックス機能は、CPU内蔵のIntel HD Graphics 4000に加えて、NVIDIA GeForce GT 630Mを搭載。利用状態に合わせて自動的に切り替えて利用される。この構成で、どのような性能を持っているのかをベンチマークで測ってみた。
まず、Windows 8の快適さの指標となるOS標準機能「Windowsエクスペリエンスインデックス」の一番低いサブスコアは、「プライマリハードディスク」の値「5.4」となった。これは高速化処理用のSSD等を搭載しない、一般的なHDD搭載マシンの平均的な値だ。「グラフィックス」と「ゲーム用グラフィックス」の値は、いずれも「6.5」と比較的よい。「プロセッサ」は「7.8」、「メモリ」は「8.1」とすぐれた成績が出た。
PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」の結果も良好だ。3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」の結果もなかなかよく、一応3Dゲーム利用などが可能そうだという結果が出ている。
ゲーム性能を見るために、ゲーミングベンチとして「MHFベンチマーク【大討伐】」を実施してみた。160×900のフルスクリーン設定で実施したところ、スコアは「2327」となった。特別よい結果ではないが、ベンチマーク中の画面を見ていた限りでは、軽めのゲームなら十分できそうだった。
「dynabook Satellite T772」のバッテリー駆動時間はどうか。電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を利用して計測したところ、2時間28分01秒使うことができた。バッテリー駆動で利用するには心許ないが、軽い会議での利用程度ならば問題ないだろう。不意の停電など、デスクトップPCが苦手とする事態にも十分対応できる。
シリーズラインアップにはMicrosoft Office Home and Business 2010をプリインストールしたモデルもあるが、もちろんOfficeアプリケーションを利用してのドキュメント作成に負担を全く感じることのない性能だ。BDコンテンツの鑑賞や、映像加工なども快適に行える。テレビではない方向に機能を強化したモデルが欲しいという人にぴったりのモデルだ。
主なスペック | |
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製品名 | dynabook Satellite T772 |
CPU | Intel Core i7-3630QM(2.40GHz) |
チップセット | Mobile Intel HM76 Express |
メインメモリー | 8GB/16GB |
ディスプレー(最大解像度) | 17.3型ワイド(16:9) HD+TFTカラー Clear SuperView LED液晶(1600×900ドット、省電力LEDバックライト) 、NVIDIA Optimus対応 |
グラフィックス機能 | NVIDIA GeForce GT 630M |
ストレージ | 750GB HDD |
光学式ドライブ | BDXL対応Blu-ray Discドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能対応) |
通信機能 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n) |
インターフェース | USB 3.0端子×4、HDMI端子×1、VGA端子×1、有効画素数約100万画素ウェブカメラ |
カードスロット | ブリッジメディアスロット(SD/SDHC/SDXCカード、マルティメディアカード対応) |
テレビ機能 | - |
サウンド機能 | harman/kardonステレオスピーカー、内蔵マイク、マイク/ライン入力、ヘッドホン端子 |
本体サイズ/重量 | 約幅418.2×奥行き272.2×高さ28.0-33.7mm/約3.0kg |
バッテリー駆動時間 | 約3.7時間 |
OS | Windows 8(64bit) |