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国内シェアトップ「デル」が挑む新戦略に迫る 第3回

自由な姿勢でWindows 8を先取りしろ!

USB1本でPC接続!デルの新感覚タッチモニタS2340Tがスゴイ

2012年12月21日 11時00分更新

文● 石井英男、写真●神田喜和

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なんとUSB1本で、映像も音も出てLANにもつながる!
Ultrabookやモバイルノートの拡張用としても最適

 映像入力端子は、HDMIとDisplayPortが用意されているほか、USBディスプレーとしての機能も備えているので、パソコンとの接続はUSBケーブルを1本だけで完了することにも驚かされた。

S2340TとPCをUSBケーブルで接続した状態でのデバイスマネージャー。USBディスプレーやWebカメラ、LAN機能、USBオーディオ機能などが認識されていることがわかる

 筆者がテストしたWindows 8環境では、まずパソコンとS2340TをHDMIケーブルで接続し、次にパソコンのUSBポートとS2340TのUSB 3.0 Type BポートをUSBケーブルで接続するだけで、必要なドライバがすべて自動的に組み込まれ、WebカメラやLAN機能などを利用できるようになった。

 そしてドライバの組み込みを終えた後、HDMIケーブルを外したが、そのまま映像は表示されており、タッチパネル機能も問題なく利用できた。

 このようにS2430Tは、Windows 8搭載PCとの間でUSBケーブルを1本繋ぐだけで、マルチタッチ対応外部ディスプレーとして使えるだけでなく、USBハブ機能やGigabit Ethernet対応有線LAN機能、USBオーディオ機能などが利用できることが魅力だ。

 例えば、LAN機能を備えていないUltrabookやモバイルノートを使っている人でも、自宅や会社で使う際には、S2430TにUSBケーブル1本接続するだけで、マルチタッチ対応のフルHD大画面液晶と高速な有線LANなどを利用できるようになる。

 つまり、S2430Tをパソコンの機能を拡張するための汎用ドッキングステーションとして利用できるわけだ。

 キーボードやマウスも、あらかじめスタンド部分のUSBポートに接続しておけば、Ultrabookやモバイルノート本体の窮屈なキーボードやポインティングデバイスを使う必要はなくなる。

 本体はディスプレーの下にしまい込めば、UltrabookやモバイルノートをデスクトップPC感覚で使えるのだ。

 もちろん、Ultrabookやモバイルノートのディスプレーをセカンダリーとして同時に使うことも可能であり、デスクトップPC派の人はもちろん、ノートPC派の人にも最適な製品だ。

OSDメニューも操作しやすい

 S2340Tでは、右側面に用意された4つのボタンでOSDメニューを操作し、画質などの詳細設定が可能だ。設定項目も十分であり、画質にこだわりたい人は、OSDメニューを操作して好みの画質に調整するとよいだろう。

右側面には、OSD操作などに使われる4つのボタンと電源ボタンが用意されている

右側面にある4つのボタンのどれかをおすことで、右下に簡易メニューが表示される

簡易メニューが表示された状態で、下から2番のボタンを押すと、詳細OSDメニューが表示される

入力信号は、自動選択/HDMI/DisplayPort/USBから選択できる

色設定では、画像にあわせて色合いを強調する「Image Enhance機能」のオン/オフが可能だ

映像の内容に応じて表示設定を行うプリセットモードは「標準」「マルチメディア」「ムービー」「ゲーム」「テキスト」「暖色」「寒色」「ユーザーカラー」の8種類が用意されている

画面設定では、アスペクト比を「ワイド(16:9)」「4:3」「5:4」の3種類から選択できる

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