任天堂の6年ぶりの新型据え置き機
「Wii U」が日本上陸
北米やヨーロッパに続いて、日本でも任天堂の期待の新しいゲーム機「Wii U」が、本日の朝8時が開始された。ディスプレーを搭載したコントローラーを使用し、テレビと2画面もしくはコントローラーのみでのゲームのプレイが可能な最新ハードとなっており、これまでの据置型ゲーム機の常識を覆す、任天堂の意欲作だ。任天堂ハードとして初のHDMI端子を搭載するほか、前ハードとなる「Wii」との互換性を有しており、Wiiで購入したゲームはそのままWii Uでもプレイ可能となっている。
ローンチゲームタイトルは、任天堂の「New マリオブラザーズ U」と「Nintendo Land」に加え、サードパーティーから9タイトルの合計11タイトル。このほか、Wii本体にプリインストール済みのソフトに「Wii カラオケ」や、ニンテンドーeショップの配信タイトルとして「Youtube」「ニコニコ」「Hulu」の3つが用意されている。詳細なハードスペックなどに関する情報は、発表会のレポート記事をご覧いただくとして、発売日を迎えた秋葉原のショップの様子を紹介していこう。
秋葉原では、発売前日以前に予約を閉め切っていたこともあり、予約なしでも購入できたのはヨドバシカメラマルチメディアAkiba(以下、アキヨド)の1店舗のみ。同店舗でも一般販売分は「ベーシックセット」のみで、「プレミアムセット」と「モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.」を同梱する「モンスターハンター3(トライ)G HD Ver. Wii U プレミアムセット」は予約引き取りのみとなっていた。
一般販売列は80人あまり
予約引き取り列の姿も
一般販売分購入の待機列は始発列車の到着前の時点では20名強だったが、始発が動き出すとともに人数は増え始め、6時半を回る頃には倍の50名近くまで増加。その後も続々と人が続き、30分前の7時30分の時点で購入待機列には一般販売分で80人、予約引き取りが20人となっていた。
一般販売待機列の先頭に並んだ都内在住の男性は、仕事帰りの19時半から並び始め、身が凍るような寒さに12時間以上耐えた末に、念願の「Wii U」と「モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.」「アサシンクリードIII」を購入した。もっとも辛かった時間を聞くと「2時から3時が一番冷え込んで、きつかったです」と、12月の冷え込みの厳しさを語った。予約引き取りの列の先頭に並んでいたのは、始発に乗って5時半くらいに到着した男性で、彼は「プレミアムセット」とともに「New マリオブラザーズ U」と「Nintendo Land」の任天堂の2タイトルを購入するとのことだった。
予約引き取りのみのショップでも20人あまりの行列が
秋葉原のショップの在庫状況だが、11時の段階で一般販売分が残っていたのはアキヨドの「ベーシックセット」のみ。一部のショップでは、午後から一般販売分の再入荷があるとのことだが、残念ながら極少数。そのため今日の発売日を買い逃してしまった場合は年内に入手するのは難しいという。アキヨド以外のショップの様子だが、予約引き取りのみということもあり、長い待機列ができている店舗はなく、9時にオープンしたソフマップアミューズメント館の店頭が開店時に20人弱が列を作っていた。