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事例が語るFileMaker の魅力

FileMaker Go 12導入でビジネスに大きな変化をもたらす

2012年12月08日 09時00分更新

文● 西牧裕太/ASCII.jp編集部

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費用対効果が200%になったオースティン コンベンション センター

エプリング 「私が興味深く思っているのは、オースティン コンベンション センターの事例です。

 通常トレードショーはゼロからのスタートです。ブースや空調を設置したり、電気を通したりして、毎回ショーの準備をしていきます。今までは紙の図面をオフィスから現場まで持っていき、どういう風にセッティングをするかプランされていたようです。

 ですが、今はiPad上で図面が見れるようになっていて、ブースの設置時間が大幅に短縮されました。カンファレンス側からすると、ひとつのショーが終わるとすぐに撤去して、次のショーの準備に移ることができるので、生産性の向上にも繋がります。また、ブースを出展する企業が、実際に会場に行ってみたら考えていたものと全く違うブースが設営されていた、というようなエラーも減ったとのことでした。

 この会場向けのソリューションを素早く、安価に構築・導入できたので、1年で費用対効果が200%という結果を残しました。

 今まで紙で対応していたのが、デバイスに置き換えることができる。そしてデータ駆動型のビジネスとして自動化できる。これこそがFileMaker Goの典型的な事例です」

── エラーが減った要因は図面のアップデートがリアルタイムで反映されるから、ということですか?

ジェイコブソン 「その通りです。今まではお客様からの変更依頼をオフィスで修正し、紙を出力して現場で設置する人に渡す必要がありました。しかし今はお客様から変更依頼が入り、オフィスのPC上にあるFileMaker Proで変更を加えると、現場のiPad上で反映されます。つまり、常に最新かつ正しい情報が受け取れるということです」

日本の青果卸業では費用対効果が260%を達成

エプリング 「丸友青果という青果卸業の事例もあります。丸友青果は今まで現場の営業の方が紙とペンでオーダーを受け、オフィスでその発注をPCに打ち込んでデータ化していました。

 ですが、iPadを使って現場で発注データを入力できるソリューションを構築することで、オフィスでデータ化するバックオフィス業務を省くことができました。

 驚くことに、実際にこのソリューションを使っているのは私と同年代の方々であり、コンピューターに精通しているユーザーではありません。そういう方々でも素早くソリューションを使えるよう、弊社のトレーニングを受け、またFileMaker Goがインストールされた状態でiPadを使っていただけるようになっています。

 これにより、丸友青果も費用対効果260%を達成しました」

丸友青果の詳細はこちら

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