特徴いろいろ 高速なドコモのWi-Fi
どこにでもあるソフトバンクのWi-Fiスポット
携帯電話のエリアと違い、公衆無線LANのエリアはアクセス“ポイント”や“スポット”と名前が付いているように“点”である。
使える場所はそれぞれ異なり、ユーザーである人間の行動範囲もさまざまなのでどれがいいとは言えない状態となっている。ドコモ、au、ソフトバンクともに無線LANアクセスポイントを設置している店や施設の情報は事前に確認できる。
また、誰もが使う駅、電源コンセントが使える大きめのファーストフードチェーン店で使えるようになっていれば、小規模の飲食店が多数使えるよりも利便性が高いこともある。無線LANのスポット数は使い勝手のよさとは比例しないというのが筆者の考えだ。
それぞれのエリアの特徴だが、docomo Wi-Fiは以前から地下鉄や私鉄の駅に強かった。乗り換えや電車待ちの間にノートPCを広げてという場合に有効だ。最近ではセブンイレブン、ローソンにエリアを急速にエリアを広げている。飲食店ではモスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、ガスト、ジョナサンなどで、スターバックスも使える店が拡大している。
docomo Wi-Fiの特徴として比較的速度が速いことがあげられる。上り方向も同様で、大容量データをアップロードしなければならない場合に、docomo Wi-Fiのエリアに駆け込んでアップロードするという活用法もある。
au Wi-Fi SPOTの展開は最近なので、現在拡大中といったところだ。JRの駅をはじめ東京モノレールの車内などもエリアであるほか、コンビニではローソンとサークルK、サンクス、セーブオン。飲食店では銀座ルノアール、バーガーキング、ドムドムハンバーガー、ガスト、ジョナサン、リンガーハット、プロント、スターバックスなど。カー洋品店のオートバックスやトヨタの自動車販売店もスポットになっていることも特徴だ。
残念なことに都内を歩いていると、auのスポットはなかなか巡り合わない。筆者の使い方のせいもあるが、使える飲食店や店舗に決め打ちで行かないと、使える場所にはならない。
そして、街を歩くと最も多くスポットを目にするのがソフトバンクのWi-Fiスポット。どこへ行っても無線LANの検索をかければ「0001softbank」「SWS1Day」のSSIDは存在すると思えるほどだ。
しかし、実際に街中でSSIDを見かけて、立ち止まって接続しようとすると接続できなかったり、すぐ切断されることが多かった。道路に漏れている電波ではなく、お店に入って使えば安定するのだろうが、街中でスポットが見えているのであればそれを使いたいと考えるのは実用的ではなさそう。
電波が弱いところと接続しようということもあるが、実際には複数の「0001softbank」があり、干渉したり、どれに接続したらよいかわからない状態で不安定ということかもしれない。
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