ビジネスマンの憩いの場所、品川駅港南口
au 4G LTEとSoftBank 4Gが爆速
品川駅港南口といえば、新しいビルが多く立ち並ぶビジネススポット。駅前には腰をかける場所が多く、昼時ともなれば多くのビジネスマンなどがランチを広げる姿を目にする。品川駅港南口自転車等駐車場の上付近で、昼時に速度を計測してみた。
ここでは、ドコモのXiの通信がうまくいかない。原因は上りの大幅な速度低下によるもので、13時をすぎると次第に速度低下が和らいできた。
ドコモのXiは多くのスマートフォンがひしめきあう方式。品川のビジネスマンたちはXiスマートフォンの利用率が高いのかどうかはわからないが、上りの回線が逼迫しているのは事実のようだ。
また、WiMAXも速度が全体的に低めだが、実際の操作感はドコモとはまったく違って普通に通信ができていた。ドコモは極端に上りが滞ってしるため、たとえばクリックしたことをサーバーに伝えたり、データ伝送中の受け取り信号すらも伝えることができず、結果的にさらに遅く感じたと思われる。
反対にau 4G LTEとSoftBank 4Gは相変わらず爆速。品川とはいえど、まだこれらの電波を使ったスマートフォンやモバイルルーターの普及率は低いため、帯域が空いていたのかもしれない。
まもなく東横線もやってくる地下の渋谷駅
地下深くでも速かったのはau 4G LTE
最後に測定の場所として選んだのが、東京メトロ副都心線の渋谷駅。2013年3月16日から東急東横線と乗り入れが開始され、来年は人であふれることが予想される。
現在は終着駅だが、乗り入れが開始されればほとんどは直通運転されるので、地下鉄の駅のベンチで座って通信ということも少なくなってしまうのかもしれないが、測定してみた。
ホームのベンチで測定したが、驚くべき結果が。SoftBank 4Gのルーターがなかなか電波をつかまず圏外のまま。3Gでも掴んでくれればと思ったが、いつまでたってもダメだった。モバイルルーターが故障しているわけではなかったが、たまたま何らかの原因で通信できなかったのかもしれない。なお、後日同じ場所で通常の3G対応スマートフォンを使ってみたが、問題なく3Gで通信できた。
au 4G LTEとEMOBILE LTE以外は3Gでの通信となった。WiMAXのモバイルルーターはWiMAXが圏外だったので、auの3Gでの通信となっている。
ここで速かったのはau 4G LTEだ。Radishでの計測では下り30Mbps近くまで速度が出ている。爆速ぶりはここでも健在だった。
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