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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第20回

最新4Gスマホ3機種のスタミナなどをチェックした

2012年12月03日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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独自性では3機種中1番か
Qスライド、QメモがあるOptimus G

 Optimus Gはフラッグシップ級の端末ということもあって、独自の試みが各所に見られる。それがQスライドやQメモといった機能だ。

 「Qスライド」は、LG製ホームに切り替えると「動画」アプリがあり、そこで再生する、動画を再生しながらほかの機能を使うことができる。なんとほかの機能を表示した画面に薄く動画をそのまま表示できるのだ。はじめて使うと結構無理矢理な印象があるのだが、動画の濃度を調整できて、動画を見ながら調べものをする、という場合にはなかなかよい。

動画を半透明状態で再生できる「Qスライド」機能

 動画の場合は「ライブズーム」という機能もある。要は動画再生中にそのままピンチイン・ピンチアウトで動画の拡大縮小ができる。止まっている画面ではなく、動いている状態でそのまま拡大縮小ができる、というのが面白い。ふと画面の端に映った小物にフォーカスして見たい、なんてときにいいかもしれない。

 「Qメモ」は通知パネルに配置した「Qメモ」ボタンを押すと、画面に手書きができるようになる機能。手書きをしたあとはスクリーンショットとして保存する。書類に修正を入れたり、ウェブサイトの画面に書き込みを入れて誰かに送る、といった使い方が考えられる。

 またQメモには「オーバーレイ」機能があり、手書きした文字をそのまま表示して、ほかの機能や画面に切り替えられる。電話番号をQメモに手書きして、次に電話を開き、そのメモを見ながら電話番号を入力する、という使い方が可能だ。調べたいことをメモしてからブラウザーを開くというのもいいだろう。

「Qメモ」はどこでもメモが取れる上に、メモだけ残して、違う画面に移行することも可能

 同じく通知パネルに配置できる「Miracast」もある。これは家庭内のネットワークにつなげ、対応テレビがあるとOptimus Gの画面と音を無線LAN経由でテレビに表示できる。

ワイヤレス経由で画面を出力する機能を持つ

 「ジェスチャー」機能では、専用ボタンを押しながら本体を傾けるとブラウザーのズームが可能。手書きメモ用の「ノートブック」アプリもある。「設定」には「クアッドコア制御」という項目もあり、CPUを制御して1~2コアで動作させることも可能。この場合は省エネになると考えられる。

Optimusのジェスチャー機能は、下部中央のボタンを押しながら、端末を傾けるだけで拡大縮小が可能なのが便利

Ecoモードでは実際に動作するコア数を限定することも可能

クイックツールボックスEXに便利機能
AQUOS PHONE SERIE SHL21

 これまで紹介したAQUOS PHONEと、インストールされているアプリは共通のものが多い。Smart Familink、読取カメラ(バーコードリーダー、テキストリーダー、名刺リーダーなど)、辞書、エコ技、歩数計といった具合。初めて見る人には便利なモノも多いだろう。

 独自性を感じられるのは、まずは「au Cloud」との連携。au Cloud自体はキャリアが提供するサービスだが、SHL21ではまるで自社サービスのようにスムーズに連携している。カメラの設定に最初から組み込まれているほどだ。写真のアップロードにも便利だ。

標準のカメラアプリがauのクラウドサービスと連携して利用できるようになっている

 そして「クイックツールボックスEX」にも注目である。このツールボックスは本体を強く2回振ると現れる。そのなかに「書メモ」「チャイルドロック」「どこでもコピー」といった機能がある。

端末を強く2回振ることで、ランチャーを起動できる

 「書メモ」はOptimus GのQメモのような機能。画面に手書きのメモをしてスクリーンショットで保存する。オーバーレイ機能はないが、文字の透明度を調整できるので、書類の修正ではうっすらラインを引くといった使い方が可能だ。

「書メモ」は画面に手書きメモが取れる機能

 「チャイルドロック」は有効にしているとタッチ操作が無効になる。とにかくいたずらをしたがる年頃の子供を抱えている人向きの機能で、子供が勝手に操作してしまわないためのものだ。解除は電源ボタンを押すだけなので、大人が使う分には手軽。この機能を知らない人も多いだろうから、机の上にスマホを置くときなどにも簡易ロック代わりに使える。

 「どこでもコピー」は指定した範囲の文字を画像としてスキャンして、テキストとしてコピーするもの。この機能が無いとブラウザーやメールなどコピーできる画面が限定されるが、どこでもコピーがあると、アプリメニューのアイコン名など、コピーできなかったところでも使えるので便利なのだ。

「チャイルドロック」は子供にいたずらされないためのロック機能

「どこでもコピー」は本当にどこでも文字を画像として認識して、コピーしてくれる機能

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