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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第20回

最新4Gスマホ3機種のスタミナなどをチェックした

2012年12月03日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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ワンセグのスタミナチェック
対応した2台で測定

 最初に比較するのはワンセグ。STREAMだけはワンセグ非対応のため、Optimus GとAQUOS PHONE SERIEで比較する。いつものようにロジテックの「LDT-ANT1BK」(自宅のアンテナ端子に接続して、ワンセグ機器向けに電波を飛ばしてくれる装置)を使い、室内にワンセグのエリアをつくる。およそ半径1.5m程度がエリアとなる。

室内にワンセグのエリアを作るロジテック「LDT-ANT1BK」

 各端末はアンテナを伸ばした状態で視聴を開始。バッテリーの消費経過はアプリの「Battery Mix」を使っている。その結果が以下の表だ。

  Optimus G AQUOS PHONE SERIE STREAM
アンテナ形状 ホイップ式 ホイップ式 ワンセグ非対応
視聴感度 2.8m 2.8m
公式スペック 5時間50分 8時間40分
連続視聴時間 5時間43分 7時間59分

 まず視聴エリア。いつもはLDT-ANT1BKから1.5~2m程度離すと見られなくなるのだが、2.8mまで離れても両機種とも見ることができた。ただしほんのわずか高さを変えると、すぐに受信しなくなるので、かなり運が良かったようだ。いろいろ距離を試してみると1.8m離れたあたりから途切れがちになる。2.8mはうまくいきすぎだが、両機種とも平均以上に感度がよさそうだ。

アンテナはともにホイップ式。Optimus Gのアンテナは長い

 スタミナを見ると、公式スペックと比べると両機種とも実測時間よりは短いが、Optimus Gはほぼ同じと言っていいだろう。。しかしAQUOS PHONE SERIEが2時間以上の差をつけている上に、実はバッテリー残量を10%残したところで終了したので、ワンセグに限ってはスタミナがある機種といえる。

YouTubeの連続視聴はSTREAMの勝利

 続いてのスタミナチェックはYouTubeを2時間連続視聴してのテストを行なった。いつもならここでテザリングのテストを入れるのだが、STREAMが12月15日からテザリングサービスをスタートすることもあって今回は変更した。

 YouTubeはアプリの「PVSTAR+」を使用。8分ほどの鉄道の動画を選択し、リピート再生を2時間し続けて、バッテリーの消費経過を見た。

  Optimus G AQUOS PHONE SERIE STREAM
2時間連続視聴後残量 72% 67% 78%

 2時間後の残量を見ると、勝利したのはSTREAM 201HW。2位がOptimus Gで、3位がAQUOS PHONE SERIE。ワンセグの結果を考えると意外だが、STREAMはSoftBank 4Gがアンテナ4本中4本表示というエリア内で、Optimus GもFOMAがしっかり受信できた場所だったのと比べ、AQUOS PHONE SERIEの4G LTEはLTEの電波が弱めの場所で、若干不利だったかもしれない。

 またAQUOS PHONE SERIE SHL21には、「S-CGSiliconシステム」という、液晶に表示するデータをメモリで管理する仕組みが採用されているものの、これが効果を発揮するのは静止画表示のときのため、動画テストでは実力を出し切れなかったかもしれない。

 一方、STREAMは画面が小さいのも有利と考えられる。この機種だけ4.3型で、ほかの2機種は4.7型なのだ。ただしバッテリー容量は1930mAhで一番小さい。ほかの2機種は2000mAhを超えている。そう考えるとSTREAMは十分健闘している。

 次ページ以降では、各機種の独自機能、アプリを見ていく。

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