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爆速の秋! 超高速モバイルデータ通信比較 第1回

100Mbpsも夢じゃない!? 最新鋭モバイルルーターはスゴイ

2012年12月03日 12時00分更新

文● 正田拓也

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法人向けだが対応モバイルルーターもある!
速度が注目の「au 4G LTE」

ファーウエイ製モバイルルーターに共通するブラックボディーにミラー仕上げの表面。現在は爆速の高速通信ができるau 4G LTE対応だ

「Wi-Fi WALKER LTE」。ファーウエイ製モバイルルーターに共通するブラックボディーにミラー仕上げの表面。(現在は)爆速の高速通信ができるau 4G LTE対応だ

 テザリングでは通信速度が速いと評判のauの「4G LTE」。auのウェブサイトから4G LTEのラインナップを確認しても、現時点ではiPhone 5と最新スマートフォンしか対応していないように見えるが、ひっそりとモバイルルーター「Wi-Fi WALKER LTE」が登場している。

 auの「4G LTE」の説明をしておくと、基本的にはドコモのXiと同じくLTEのサービス(LTEエリア外では下り最大9.2MbpsのWIN HIGH SPEEDも利用できる)である。iPhone 5では2.1GHz帯の周波数のみ利用するため、下り最大で75Mbpsと37.5Mbpsのエリアが混在しているが、Androidスマートフォンとルーターでは800MHz帯の周波数を中心に、基本的に全エリアで下り最大75Mbpsのサービスが提供されている。

 実際、データ転送速度を実測してみると結構高速な印象。ドコモのXiを使っていると下り速度が10Mbps超えはほとんど見かけないが、現時点でのauの4G LTEでは10Mbps超えを連発する。25Mbpsという数値もめずらしくない。

側面にWPSボタンとmicroUSB端子を装備する

側面にWPSボタンとmicroUSB端子を装備する

 使用感はとにかく快適だ。データの流れが速いというよりも、反応が速く、例えばウェブページを表示していて、リンクをクリックすると、すぐに次のページが飛び込んでくるという印象だ。

 この爆速ぶり驚異的だが、想像するにサービス開始したばかりでiPhone 5と11月発売のAndroid機種新製品しかLTEを使っていないので、まだ混雑していないためだろう。

 しかも、サービス開始当初から、LTEエリアの充実度合いは、ユーザーのクチコミからもうかがえる。ユーザー数は徐々に増加するため、今後の予測はしにくいが、現時点では明らかに有利な印象だ

側面にSIMカードスロットを装備。microSDカードスロットは見当たらない

側面にSIMカードスロットを装備。microSDカードスロットは見当たらない

 現在、4G LTEに対応したモバイルルーターは唯一、「Wi-Fi WALKER LTE」であるが、基本的に法人向け機種となるため、街の携帯電話販売店の店頭に並ぶことはまずない。auショップで取り寄せを依頼すれば個人にも販売してくれるとのことだが、激戦の個人向けモバイルルーターと違って割引キャンペーンなどがないため、端末価格の割引は期待できそうにないだろう。

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