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初歩から分かるBD活用講座 第19回

録画した番組をしっかり残しておきたい

DLNAやDTCP-IPでテレビに録画した番組をBDに焼く技

2012年11月28日 11時00分更新

文● 二瓶 朗(グラムワークス)

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「DiXiM BD Burner 2013」を使って
LAN経由でダビングする

 今回は、「DiXiM BD Burner 2013」を使って解説していこう。DiXiM BD Burner 2013をPCにインストールしたら、まずは起動してみる。

DiXiM BD Burner 2013を起動。「ディスクが挿入されていません」と警告

 生BDディスクをドライブに挿入する。このとき表示されるWindowsのメッセージは「キャンセル」して無視する。しばらく待つと、BDディスクをフォーマットするよう促されるのでフォーマットする。

生BDディスクを挿入したら「フォーマット開始」をクリックしてフォーマットする

フォーマットが完了した

 フォーマットが完了したら、とりあえずそのまま。ダビング操作は、テレビ側から行なうのだ。

 テレビ側の操作で、PC上で動作している「DiXiM BD Burner 2013」をサーバとして登録する(この辺はお使いのテレビの仕様に従ってください)。

テレビと同一LAN上にある「DiXiM BD Burner 2013」をサーバとして登録する

 テレビ側でDTCP-IPムーブ機能を使う。筆者の場合はこのあたりの操作はすべて「レグザリンク」機能から実行できた。録画番組の一覧を表示したら、リモコンの「黄色」ボタンを押して「ダビング」を実行する。ダビングは、1件でも複数でも実行できた。ここでは複数の録画番組を選択してダビングすることに。本来、BDドライブがないのでダビングはできないハズなのだが、先ほどサーバとして登録した「DiXiM BD Burner 2013」が、ダビング先として指定できるようになっているので、ここにダビングすることにする。

リモコンからダビングの操作を実行する

ダビング先に「DiXiM BD Burner 2013」を指定できるようになっている。ここにダビングを実行する

 これで、LAN経由でダビングが開始された。PC側の画面を確認すると、ダビングが進行していることがわかる。PC側では特に操作することはなく、先ほどフォーマットしたBDディスクに、録画番組が書き込まれていくのを見守るだけだ。しばらくすると、書き込みは終了する。

LAN経由で、テレビで録画した番組がPCのBDドライブで書き込まれていく

しばらく待つと書き込みが完了する。LAN経由なのでそこそこの時間は必要

 これで、LAN経由のダビングが完了だ。BDレコーダーが無い環境でも、PCに搭載されたBDドライブを使用して、大事な録画番組をBDに保存することが可能となる。

 また、この「DiXiM BD Burner 2013」では、nasneに対応したのが1つの特長でもある。nasneの場合は、VAIOシリーズでないと録画番組をダビングできないと思われがちだが、決してそんなことはない。この「DiXiM BD Burner 2013」では、nasneからダビングする録画番組をダウンロードするような形でPCのBDに保存することができるのだ。

 DiXiM BD Burner 2013の「ダウンロード」タブをクリックすると、同一のLAN上にあるnasneが表示されるので、ここからダビングする番組を選択する。

「ダウンロード」タブから、nasneに保存されている録画番組を選択する

 録画番組を選択したら、あとはテレビの場合と操作は同じだ。nasneの番組もこれで気軽にBDディスクに残しておくことができる。

 家庭内LANとDTCP-IPを利用すれば、いままで何となく消してしまっていた録画番組も、これからはキッチリBDにのこしておくといいだろう。ぜひ活用してほしい。

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