ISO感度は最大102400まで設定可能
RX1が採用する撮像素子は有効画素数約2430万画素の“Exmor”CMOSセンサーで、α99と同じ画素数だが、AFは撮像素子面の位相差センサーは採用されず、コントラスト検出方式のみになっている。
しかし、AFの検出スピードは撮影した限りでは十分なスピードがある。装着されているレンズが35mmと広めな事もあり、普通使う分には遅さを感じることはないだろう。
画像処理エンジンは「BIONZ」(ビオンズ)を採用。感度設定は拡張機能をオンにするとISO 50から選択可能。複数回シャッターを切って合成する「マルチショットノイズリダクション」をオンにすると最高でISO 102400まで設定可能になる。この辺はα99と同じだ。
感度別撮影サンプル
(マルチショットノイズリダクションをオフ)
感度別撮影サンプル
(マルチショットノイズリダクションをオン)
RX1では、マルチショットノイズリダクションをオンすると暗部で大きめなノイズが発生しやすいが、階調幅はオフよりも広く再現される。使い分けが難しいがノイズの少なさを取るかディテールの再現性を取るかでどちらかを選択するのがいいだろう。
高感度撮影時の画質はさすがにフルサイズだけあってかなり良好といえる。ノイズリダクションの処理はディテール重視な方向のようで、ノイズそのものは発生するが細かいディテールが崩れることが少ない。