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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 ― 第8回

東京とシリコンバレーは違いすぎ? 日本が目指すべき場所

2012年11月25日 12時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura

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ヒカリエからみた渋谷駅東口。渋谷で生まれ育った筆者だが、この角度から渋谷とその周辺の街並みを眺めたのは初めての経験だった

 東京で凍えるような寒波の気温から飛び立って、西海岸はバークレーに戻ってきました。時差ぼけ解消の良い方法を知っている方がいたら、ぜひ教えてほしいです。友人によると、キーワードは日光、野菜、おびただしい数の仕事の予定、と聞いたのですが、実際はどうなのでしょう。

アメリカ最大の商戦のブラック・フライデーでは
タブレットを使ってタブレットを購入?

 米国では11月22日から感謝祭(Thanksgiving)で4連休。そして感謝祭の翌日は「ブラック・フライデー」という年末にかけての商戦の幕開けを迎えます。例年、Best Buyなどのお店ではテントを張って金曜日の午前0時あるいは午前1時の開店を待つ行列を作ります。オンラインストアでも同様。例えばApple Store Onlineでは米国太平洋時間の11月23日午前0時1分から特価販売が始まります。

 ブラック・フライデーで寒い中行列するのもまた醍醐味ですが、米国人の多くが帰省などをして家族とゆっくり過ごすのが一般的な感謝祭の過ごし方。ショッピングも自宅でのんびりとやりたいモノです。そこで取り出したりますはタブレット。ターキーなどの料理が所狭しと並ぶディナーの席にノートパソコンはひんしゅく者ですよね。オンラインストアをタブレットから購買するスタイルは、暖かい自宅で感謝祭からそのままブラック・フライデーへと突入するの新しいスタイルになりそうです。

 米国でのタブレット普及率は調査にもよりますが20~25%と言われており、年を追うごとに増加しています(Googleで「us people tablet percent」と調べてみると出てきます)。またMiva Merchant作成のインフォグラフィックによると、タブレットユーザーはEコマースサイトで、デスクトップからのアクセスよりも滞在時間が20%長く、スマートフォンよりオーダーする率が50%が高く、客単価も最も高いとの調査が紹介されています。

 上に紹介したブラック・フライデーのショッピングのスタイルと、普段のタブレットの特性から、タブレットはブラック・フライデーのセールスを成功させるキーになってきたと見ることができます。

 また、タブレットの中でもとりわけ、iPadは子供にとって「欲しいものリスト」のトップに輝いています。ニールセンの調査によると、米国の6~12歳の48%がiPadに興味を持っているとの結果が出たそうです。

 ちなみに2位はWii Uで39%。iPad miniとiPod touchは同着で36%。子供にとってはiPad miniの方が良いんじゃないか、と勝手に思っていましたが、フルサイズのiPadの方が良いのですね。また13歳以上では21%がiPadでトップ、2位はパソコン19%という結果になりました。(参考:http://news.cnet.com/8301-13579_3-57552661-37/ipads-once-again-the-top-holiday-gadget-among-kids-study-says/?part=rss&subj=news&tag=title

 Eコマースで買い物する端末としてのタブレット、こどもが欲しいのもタブレット、という状況は、今後日本にも訪れるのでしょうか。ともあれ、ブラック・フライデーの結果は来週また触れたいと思います。

 ここからは、久しぶりに東京に帰って気がついた、いくつかのことをご紹介したいと思います。ぜひ、日本の皆さんからもご意見を頂きたいところです。それは極端すぎる、たまたまだ、というご意見も含めて、教えて頂いたり、議論したいポイントでもあります。

外苑前の新しいお店「Lounge by Franc Franc」。店内には家具だけでなくオシャレで珍しいガジェットもあったのは今らしいセレクト。手に持たせてもらっているのはイタリアのデザイナーの作品「Megaphone」。電源なしで蓄音機のような音が拡がる

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