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富士通、冬スマホ発表会 Windows Phone 8にも前向き

2012年11月20日 23時45分更新

文● ASCII.jp編集部

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発表会にはCMキャラクターとしておなじみのEXILEの4名も登場

 富士通はドコモ向けスマートフォン冬モデルの製品発表会を開催した。会場には「ARROWS V F-04E」「ARROWS Kiss F-03E」の2台のスマホに加えて、タブレット端末「ARROWS Tab F-05E」、フィーチャーフォンの「F-01E」も展示されていた。

ARROWS V F-04E

ARROWS Tab F-05E

 富士通のスマートフォン事業のシェアはMM総研調べのデータで17.7%であり、国内メーカーではトップ(全体で2位)。2012年度通期では800万台の出荷を目指している。

 冬モデルでは、クアッドコアCPU「Tegra 3」を搭載したARROWS Vをはじめとして、ハイスペックを追求するとともに、ドコモ・NECとともに合弁で立ち上げたアクセスネットワークテクノロジ社が開発したLTE対応モデム「COSMOS」を搭載するなどして、差別化を目指す。

 こののCOSMOSは、同じくドコモ/NECなどと共同で開発していた「SAKURA」の延長線にあるものだ。SAKURA時代はLTE用と2G/3G用が別チップだったが、COSMOSは2G/3G/LTEが1チップ化され、LTE部分についてもFDD-LTE/TDD-LTEの両規格が利用できるという。

SAKURA(桜)の次だから、COSMOS(秋桜)?

 COSMOSは冬モデルではARROWS Tabにのみ搭載される。ARROWS VにはSAKURAを採用しているが、アプリケーションプロセッサー部分を自由に選べるなどの利点を活かし、今後のスマートフォンへの採用も検討している。

ネットの評価を受けて確実に改善
Windows Phone 8にも前向きな姿勢

 質疑応答ではネット上で話題となっている不具合への対応についても厳しい質問が投げかけられた。それに対しては、「状況は認識している」という見解を示すとともに、液晶の制御などソフトウェア部分の改良で省電力化を進めるとともに、発熱についても熱拡散を助ける部材の採用で、局部的に熱いとユーザーが感じることがないよう改善しているとした。

富士通の子会社である富士通モバイルコミュニケーションズの大谷信雄社長

 なお、富士通モバイルコミュニケーションズ 代表取締役社長である大谷信雄氏の囲み取材では、Windows Phone 8についても話が展開したが、「(国内で唯一のWindows Phone 7.5端末であるIS12Tをリリースした同社として)Windows Phone 8は絶対にやる」「やる気満々」とあらためて前向きな意向が語られた。


ヒューマンセントリックエンジンの搭載により、ヒトに優しいスマホを目指す。写真の「うっかりタッチサポート」は、スマホを持つ側の手や指の一部が画面にかかっていても、タッチをあえて無視して、もう一方の指による操作を可能にするものだ

DLNA機能も強化。従来モデルは東芝のREGZAブルーレイとの間でのみ、HD画質での録画データの持ち出しが可能だったが、今回パナソニックのDIGAシリーズにも対応した


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