スッキリシンプルに、ゲームに必要なキーを抽出
A4Tech「X7 G100」
実売価格:2280円前後
製品情報
Nostromoほど機能は要らないが、ちょっと左手キーボードというものを体験してみたい……という人にオススメなのがA4Tech社製「X7 G100」だ。
G100は一般的なFPSで頻用されるキーをコンパクトにまとめてあるのが特徴だ。同社製の「X7 G800v」と同じくFPSの命であるWASDは別素材のキーになっているだけでなく、ZXCの下にVNM、Tnの右にBとOを配置するなど、かなり大胆なレイアウトになっている。キーのリマップ機能はないが、よく遊ぶゲームのキー設定をG100上のキーに合わせてしまえばよい。キーマップのカスタマイズでゲームに合わせるNostromoと正反対のアプローチでゲームを快適にするデバイスなのだ。
小ぶりだが熱く遊べる
SteelSeries「Simraceway SRW-S1 Steering Wheel」
実売価格:1万4200円前後
製品情報
FPSはマウスとキーボードだけで遊んでも違和感がない(むしろガンコントローラーだとしんどい)ゲームだが、レーシング系のゲームにマウス操作はなんとも味気ない。臨場感をアップさせるには断然ハンドルコントローラーを使うべきだ。
だが、ハンドルコントローラーを導入した瞬間ついて回るのが“いい年して”という世間の冷たい眼差し。特に理解のない配偶者からは氷のような視線を浴びること間違いなしだ。
そんな悩めるバーチャルレーサーにオススメなのがSteelSeriesの「Simraceway SRW-S1 Steering Wheel」(以下、SRW-S1)だ。
SRW-01の操作は内蔵された傾きセンサーを使う。つまり両手でホールドしてハンドルを切るマネをすれば、内蔵の傾きセンサーが作動しPC本体には舵角として伝わるようになっている。そのためかハンドルの傾きはある程度立てておかないと正しく操作が認識されない。大型トラックのように水平に回すとかなり怪しい動きになってしまうのだ。
そしてアクセルやギアなどの操作は背面のパドルスイッチで行なう。そのためプレイ中はかなり忙しく両手を使うことになるはずだ。
問題は表面のボタンやツマミの使いかただが、SRW-S1は特別な設定ツールを持たず、標準ドライバーで動作する他ボタンホイールとして認識される。ボタンやツマミにいろいろ文字が書いてあるが、これはフリーで楽しめるレーシングシム「Simraceway」での機能を記したもの。それ以外のゲームの場合は、各ボタンに好きな操作をゲーム内で割り振ることになる。
少々手間がかかることと、若干疲れる欠点はあるが、手軽に雰囲気を盛り上げるデバイスとしては非常に優秀。マウスやゲームパッドでは盛り上がらないと考えているなら、ぜひ試して欲しい製品だ。
Simracewayで実際に使ってみたところ。上部のLEDはタコメーター代わりに点灯する。実際の舵角と画面中の舵角に微妙なズレがあったが、プレイできない程ではない。ただ独特の操作感に慣れないと、コーナーリングをキレイに決めることは難しいだろう。
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