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モバイルプロジェクター QUMI Q5が最強である3つの理由 第3回

『ソードアート・オンライン』でホビー視点での使い勝手を体験レポート

「QUMI Q5」フルアーマー化でモバイル上映会セット爆誕

2012年11月21日 13時00分更新

文● 林 佑樹

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担当編集『この筆者……仕事を忘れて鑑賞してやがる!』

 照度が500ルーメンになったことで、明るいオフィスでも投影内容の視認が上々なのは第2回でも紹介した通りだ。事前チェックとして、室内の蛍光灯を半分点灯させた状態で視聴してみたところ、ややコントラストが落ちてしまうが、不便なく鑑賞可能。このあたりこそ、多種多様な環境で開かれるオフ会やイベントにも対応してくれる頼もしさだ。

 さて本番は、室内の光源を落とした状態だ。写真では撮影のためにちょっと光を入れていたが、それでも十分なコントラストがあり、メリハリのあるアニメの映像を楽しめた。記事中でも何枚かその様子を掲載しているが、ミニマムな映画館気分といったところだろうか。自宅にもホワイトスクリーンが欲しくなってしまう。

再生や一時停止、項目の選択などは、本体上部のタッチボタンで賄えるため、ダラダラ見るのに適している(タッチ/リモコンどちらでも全機能を操作可能) (C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

「QUMI Q5」「QMSP-10B」「BATTERY PACK QB-180K」の3種の神器にノートPCを加えると、完全なモバイル上映会環境ができあがる。ガジェット野郎としては、ノートPCをスマホやタブレットに置き換えてみるのもオツなものだ

 では、第1話からチェックしていこう。物語的には、ナーヴギアを装着したキリトさんは、さっそく“ソードアート・オンライン充”をしていたが、SAO開発者・茅場晶彦の手によるデスゲームに巻き込まれ、最後に先行効率厨宣言をして終了といった流れであり、とてもネトゲ廃人感が溢れるいいエピソードだ。気になったシーンごとにチェックしていこう。

アイングラッド第一階層の中央広場のシーンでは、細かく描写されたプレイヤーたちもさることながら、建築物の描き込みをチェック。フォーカスリングでジャストに合わせた状態だと、あまり地デジパネルで見ているのと変わらない印象を受けた (C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

クラインと景色を眺めているシーンでコントラストのチェック。暖色系が多く、一時停止で確認してみたが、十分なコントラストが出ていた。気持ち階調が潰れている感覚もあったが、作品を鑑賞する分には気にならなかった (C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

シリカちゃんが超絶かわいい。大画面で見るシリカちゃんは大勝利だ!!(編註:このシーンを一時停止して、ずーっと見ている30代おっさんがいた件について) (C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

ガチソロ先行効率厨の鑑であるキリトさんのソードスキル発動シーン。エフェクトの発色もよく、見ていて気持ちいいものだった (C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

 次は第2話だ。注目は、第一階層ボスであるイルファング・ザ・コボルドロードとの戦い。動きの速いシーンということもあり、ゲーミング向けのチェックも可能と判断した。また、僕らのキリトさんが、死亡者が出ているにもかかわらず、ボーナスアイテムを速攻チェックするという、これまたネトゲ廃人の鑑であるシーンも見所だ。

 なお、「QUMI Q5」は投影技術としてDLPを採用しているため、液晶と比べて応答速度が特に劣ることはない。PS3をつなげたらアニメ鑑賞だけでなくゲームプレイもおすすめだ。特にFPSは、あまりの大画面に視線移動が追いつかずエイムに一瞬戸惑ってしまうほど。90インチで一人称の大スペクタクルが展開するさまは、まさに等身大体験といえる。

イルファング・ザ・コボルドロードが獲物を持ち替えてからは動きが激しい。遅延がほとんどないことはすでに確認していたが、描写の破綻もなく投影できている (C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

1度、通しで見たあとに、気になる部分をコマ送りでチェック。今さらながら、細かい描写が多いなぁ~と感心。キレのあるエフェクトと相まって、スキル発動シーンは大画面だとより迫力が増す (C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

アスナさんの獲物はレイピア。細身なので線がシャープに映らないと様にならないが「QUMI Q5」は、その点も問題なし (C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

速攻でドロップをチェックしているキリトさん、さすがっす! 「QUMI Q5」でのフォーカス合わせはタイトルロゴや、このシーンのような細い文字を活用するといい (C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

コートオブミッドナイトを装備した直後のキリトさん。黒色の階調が多いのだが、このあたりも自然。カラーキャリブレーション済みのモニターと比べると、黒の階調は若干弱めといったところ。そのあたりは手軽さとトレードオフだ (C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

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