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Windows 8の新UIに“ちょっと待った” 米企業が訴訟

2012年11月02日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 Microsoftが先日ローンチしたばかりのWindows 8やWindows Phone 8が採用するタイル型のインターフェースに対し、特許訴訟が持ち上がった。米メイン州を本拠地とするSurfCastという企業が10月30日、自社特許を侵害しているとして同州連邦地方裁判所にてMicrosoftを提訴したことを明らかにした。

 SurfCast社の主張は、自社が保有する米国特許番号6,724,403(以下、403号特許)をMicrosoftが侵害したというもの。この特許は複数の情報源を同時に表示するシステムおよび手法に関するもので、2004年4月に認められている。

SurfCast社が公開している403号特許の内容

 該当する製品名としては、Microsoftの新しいUIの「ライブタイル(Live Tiles)」を搭載するWindows Phone 7、Windows 8、Surface、Windows RTなどを挙げている。ライブタイルはタイル状の区画に情報を表示するもので、最新情報の表示や通知のほか、アプリやコンテンツに迅速にアクセスできるショートカットの役割も持つ。なお、ライブタイルが初めて導入されたWindows Phone 7のローンチは2年前の2010年9月にさかのぼる。

 SurfCastのCEO、Ovid Santoro氏は声明文で、「われわれは時代に先駆け、Tilesというコンセプトを1990年代に開発した。MicrosoftのLiveTilesは、Microsoftの新しいOSの中心となる技術だが、これはわれわれの特許がカバーするものだ」と主張している。SurfCastはこれらの特許侵害に対し、損害賠償を求めている。

 訴状では、Microsoftがモバイル端末向けのタイルスペースUIに関する技術として米国特許番号7,933,632で特許を取得していることに触れ、MicrosoftはSurfCastの403号特許について2009年4月21日には知っていたとも主張している。Microsoftは7,933,632号特許を2006年6月に申請、2011年4月に認められている。

 SurfCastは自社の事業について、Webサイトで「OS技術を設計する企業で、4件の特許を保有するほか申請中の特許もある」と説明しているが、製品についての情報はない。自社が設計した「Tiles」については、“動的にアップデートするアイコン”でプログラムやファイルやコンテンツの現状を一目で把握できる「動的なブックマーク機能を提供する」と説明している。これにより、自分のコンテンツ、アプリケーション、リソースをモバイル端末、タブレット、コンピューター、あるいはクラウドで利用できるという。

SurfCast社のサイト。具体的な製品や業務内容も掲出されていない

 Webサイトではまた、403号特許のほかに3件の特許も列記されている。現在および以前のディレクターとして、IBMやDeutsche Bank Venture Capitalなどの企業出身者の名前が載っている。

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