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使いやすさで他を圧倒!

手のひらタブレットの王、「iPad mini」の魅力を徹底検証

2012年11月01日 21時00分更新

文● 林信行

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いつでもどこでも、毎日手に持ちたくなる「iPad mini」

 これだけ軽いと屋外で使うことが増えるので、Wi-Fiモデルよりも、「LTE対応のWi-Fi+Cellularモデルを待った方がいいのでは?」という気はする。もし、auやソフトバンクモバイルが、テザリングサービスを提供するなら、バッテリーが最大10時間持つことを考えるモバイルWi-Fiルーターとして使っても、かなり使い出があるからだ。

 なお、ネットでは本体の値段が高いという声もあるようだが、この問題もWi-Fi+Cellularモデルであれば、2年契約などの条件で解消されるはず。

 もっとも、日常生活の中でどれだけ使いたくなるかで、商品の価値は大きく変わってくる。例えば、雑誌取材で出会ったある女性編集者について紹介しておこう。彼女は、つい最近まで、iOS機器を扱っていないキャリアのスマートフォンやタブレットを某超大手量販店で売っていたという経歴の持ち主だ。iPad miniを触っている様子を観察していたところ、軽さ、小ささの次にもらした感想が「やはり、iOSだと標準アプリだけでも使い勝手がいいから、使い込んじゃいそう」というものだった。

 スマートフォン代わりにたまにカバンから出すだけの製品に払う2万円と、毎日、めちゃくちゃ使いまくる製品に払う3万円——どちらが安いと感じるかは、その人の価値観次第だろう。しかし間違いなく、ライフスタイルを本当に豊かにする選択として、金額だけでは計れない基準でiPad miniを選び取ることになるはずだ。

主なスペック
製品名 iPad mini
モデル名 Wi-Fiモデル Wi-Fi + Cellularモデル
直販価格 16GB:2万8800円、32GB:3万6800円、64GB:4万4800円 16GB:3万9800円、32GB:4万7800円、64GB:5万5800円
メーカー アップル
ディスプレー 7.9型IPS液晶、マルチタッチ対応
画面解像度 1024×768ドット、163ppi
サイズ 幅134.7×厚さ7.2×高さ200mm
重量 308g 312g
CPU A5
ストレージ容量 16GB/32GB/64GB
インターフェース Lightningコネクタ、ヘッドホン端子
OS iOS 6
携帯電話通信方式 CDMA EV-DO Rev. AおよびRev. B、UMTS/HSPA+/DC-HSDPA、GSM/EDGE、LTE、データのみ。Nano-SIM採用
ネットワーク機能 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n、802.11nは2.4/5GHz対応)、Bluetooth 4.0
位置情報 デジタルコンパス、Wi-Fi Assisted GPSおよびGLONASS、デジタルコンパス、Wi-Fi、携帯電話通信
センサー 3軸ジャイロ、加速度センサー、環境光センサー
テザリング ○(通信事業者による)
カメラ機能 iSightカメラ:5メガピクセル、FaceTime HDカメラ:1.2メガピクセル(写真)/720p HDビデオ(最大30fps)。オートフォーカス/ビデオ手ぶれ補正/顔検出/LEDフラッシュ/ハイブリッド赤外線フィルター
バッテリー インターネット利用:Wi-Fi最大10時間。ビデオ再生:最大10時間、音声再生:最大10時間 インターネット利用:携帯電話ネットワーク最大9時間/Wi-Fi最大10時間。ビデオ再生:最大10時間、音声再生:最大10時間
カラバリ ブラック&スレート、ホワイト&シルバー
発売時期 2012年11月2日発売

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