Windows 8発売後も、Windows 7搭載機が主力の量販店店頭
Windows 8が10月26日に発売されたものの、量販店店頭で売れている製品は、依然としてWindows 7搭載PCであることが明らかになった。
BCNが調査した2012年10月22日〜28日までの量販店でのPC販売台数をみると、Windows 7を搭載したPCの販売比率は、全体の67.5%と約3分の2を占めており、Windows 8搭載PCは、わずか5.0%にとどまった。
また、Windows 8を搭載したPCの販売台数は、Windows 7発売時に比べて3割弱。発売3日間の集計でも半分以下にとどまった。
実は、量販店店頭にはまだWindows 7搭載PCの在庫が残っている。
しかも、各社とも秋冬モデルとして、Windows 8を搭載した新製品を発表しており、Windows 7搭載モデルは基本的には型落ちとなる。そうした製品が値下がりしており、購入しやすい環境が出来上がっているのだ。
実際、平均単価を調べてみると、Windows 7搭載PCの平均単価は、6万5000円となっており、Windows 8搭載PCの11万8100円と比べても、大幅に安いことが分かる。
「財布の紐が固い中、タッチ機能は使えなくても、最新環境をもっとも安く手に入れられる手段として、Windows 7搭載PCを購入するというユーザーが少なくない」という量販店の声もある。
さらに、日本マイクロソフトでは、2013年1月末までの期間限定で、Windows 7搭載PCを購入したユーザーを対象に、1200円でWindows 8にアップグレードできる「Windows 8優待購入プログラム」を実施。これを利用して安価に、Windows 8へとアップグレードさせようという動きもみられる。
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