キヤノン「imageFORMULA DR-P208」新登場 第2回
モバイルタイプでWi-Fi&スマホ・タブレット対応、クラウド連携機能有りの機種を狙おう
量販店ドキュメントスキャナー担当者に聞く今冬の売れ筋
2012年12月12日 11時15分更新
スキャン設定は専用アプリ「CaptureOnTouch」におまかせ
そしてドライバーレスでのスキャンにも対応
スキャンには専用アプリ「CaptureOnTouch」をPCにインストールして利用する。通常は「おまかせスキャン」設定にしておけば、本体のスキャンボタンもしくはアプリ内のスキャンボタンをクリックするだけで用紙サイズや読み取り解像度を自動的に設定し、最適の状態でデジタル化できる。
そしてスキャン後のデータは、PDF(テキスト情報付加可)、JPEG、TIFF、BMPの各ファイル形式で保存可能だ。
なお、「CaptureOnTouch」がインストールされていないPCに「DR-P208」を接続した場合でも、ボディー背面のAuto StartスイッチをONに切り替えれば「DR-P208」本体内のメモリーに搭載された「CaptureOnTouch Lite」が起動するので、問題なく書類をスキャンできる。外出先のPCを使わざるを得ないような状況でも本体さえ持ち歩いていればデジタル化が可能というわけだ。
なお、「DR-P208」は内蔵メモリーを持つものの、スキャンしたデータはデジタル化後にすべて削除する仕様になっている。万が一、本体が盗難に遭っても、スキャンデータが流出してしまう恐れはない。ビジネス活用を考えているユーザーは注目すべき点だろう。
また、普通紙以外にもエンボス加工されたプラスチックカード(名前部分が浮かび上がったクレジットカードやキャッシュカードなど)のスキャンも可能。それらを読み取る必要がある業務でも利用できる。
Wi-Fi経由でのスキャンデータ転送に対応!
スマホ・タブレットとも直接通信できる
「DR-P208」には、オプションでWi-Fiユニット「WU10」が用意されている。「WU10」を「DR-P208」とUSBケーブルで接続して「アクセスポイントモード」を選択すれば、Wi-Fi環境がなくても「DR-P208」でスキャンしたデータを、Wi-Fi経由でPCに転送できる。
さらに、スマートフォンやタブレットに専用アプリ「CaptureOnTouch Mobile」をインストールすれば、PCを介することなく、スキャンしたデータをWi-Fi経由でスマホ・タブレットに直接送信可能だ。
手元の書類を一刻も早くスキャンして、タブレットに入れた上で外出したい……というときに、わざわざPCを経由させるひと手間をパスできる利便性は何物にも替え難い。
もちろん、「DR-P208」はクラウドサービスとの連携機能も抜かりなく搭載している。書類をスキャンしてデジタル化したら、直接「Evernote」や「Googleドキュメント」にアップロードできる。また「Dropbox」を愛用しているなら、スキャンデータの保存先を「Dropboxフォルダ」に指定することも可能だ。
このように、「DR-P208」は、今冬のドキュメントスキャナーに求められる機能を網羅した製品であることがわかる。特にビジネスパーソンのニーズを十分満たすことは間違いない。
これまではモバイルタイプを選びたくても、ビジネス文書のスキャンに必須のADFや1パス両面スキャンといった機能が付いていなかったため、仕方なく全部入りの上位機種を購入した人も少なくないだろう。
しかし、それらの必須機能を備えたモバイルタイプである「DR-P208」が登場したことで、今後ドキュメントスキャナーの売れ筋に変化が訪れるかもしれない。
この年末年始に個人向けドキュメントスキャナーの購入を考えているなら、モバイルタイプ、Wi-Fi対応、スマホ・タブレット対応といった“ツボ”を押さえている「imageFORMULA DR-P208」をぜひ検討してほしい。
「CaptureOnTouch Mobile」と「CamiApp」の連携も!
モバイル端末用のスキャンアプリ「CaptureOnTouch Mobile」と、コクヨS&T製スマートフォンアプリ「CamiApp」が連携。「DR-P208」でスキャンした手書きメモなどをモバイル端末に取り込めば、「CaptureOnTouch Mobile」から「CamiApp」に自動転送され、メール送信、クラウドサービスへのアップロードだけでなく編集までもが可能になる。
提供:キヤノン電子/キヤノンマーケティングジャパン
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