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現役Macユーザーが激論 13インチRetinaモデルって必要!?

2012年10月30日 11時00分更新

文● 広田稔(@kawauso3

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1.62kgという重量はちょっと微妙?

ヒロタ いやー、ついにRetinaが13インチでも出たね。Retinaディスプレイは早くMacBook Airに載せてほしいなと思っていたけど、それより先にMacBook Proのラインに来た。

盛田 うーん、正直、あんまり関心がないんですが。

実機を手にするアフロ盛田。全然関係ないが、6歳の頃、のりしろ(のりをつける部分)に対して「命令するな!」と切れた過去がある剛の者だ

ヒロタ それはRetinaディスプレイを使ってないからだよ。まぁ、とりあえず実機を触ってみなってばさ。ついでに比較用に13インチAirと、15インチRetinaも持ってきたから。

盛田 (手に持って)重っ!! 11インチのAirに比べると圧倒的に重いですね。

ヒロタ ええっ、わずか1.62kgだよ。重いの!?

盛田 わずか? 11インチAirは1.08kgですよ。これは……モバイルなのか。何これ拷問!?

ヒロタ ええっ!? 全然重くないってば! 俺なんて2.02kgの15インチRetinaを毎日持ち歩いてるよ(本当)。でも、持ってみると、15インチRetinaとそんなに変わらないかも。15インチRetinaを1.35kgの13インチMacBook Airと持ち比べると「軽っ!」ってイメージだったけど、1.62kgの13インチRetinaは大して変わらないね。何だろうこの差は。

盛田 俺的には13インチRetinaはモバれないです。ちょっと液晶ディスプレーを開いてみてもいいですか?

ヒロタ どーぞどーぞ。一度、Retinaディスプレイに慣れてしまうと、普通の液晶の文字が「しゅわしゅわ」にくすんで見えてしまうよ。

盛田 (デスクトップを表示して)おおっ、スゴい!

ヒロタ だしょー。いいっしょー。

盛田 解像感というよりは、11インチのAirと比べるとデスクトップの広さが全然違うことに驚きますね。

画面のきれいさより、解像度の高さに驚く盛田

ヒロタ あ、ごめん今、解像度を最大の1680×1050ドットにしてた。13インチRetinaのスケーリング解像度の標準は1280×800ドットね。

盛田 標準? 液晶ディスプレーは2560×1600ドットじゃないんですか。

ヒロタ Retinaディスプレイは、デスクトップの1つのドットを液晶ディスプレーの4ドットで描いて文字とかの精密さを実現してるのよ。でも一応、「システム環境設定」の「ディスプレイ」で1680×1050ドットまで広げられるっていう。ハードウェアの解像度=最大解像度ってわけじゃないのですよ。

盛田 なんですかそれは。

ヒロタ でも、写真管理ソフトの「iPhoto」や動画編集ソフトの「iMovie」といったRetinaディスプレイに対応したソフトでは、画像や動画の部分だけ4倍描画を解除してくれるのよ。だから、利用中の解像度が1280×800ドットでも、iMovieの画面では1920×1080ドットのフルHD動画を等倍表示(ドットバイドット表示)できたりする。

 ともかく、13インチRetinaを使うなら最大の1680×1050ドットがオススメかな。Excelでもセルが多く表示できるし、Photoshopでもパレットがいっぱい開けて使いやすい。あとは左にウェブページを広げながら、右にエディタを置いて原稿を書くとか、いろいろ快適なんですよ。

「Retinaディスプレイ」の解像度イメージ。13インチRetinaはハードの性能としては2560×1600ドットだが、実際は標準が1280×800ドット、最大1680×1050ドット。ちなみに、そのまま表示すると細か過ぎて文字が読みにくい

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