パナソニックから、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「LUMIX GH3」が発表された。12月13日発売予定で、予想実売価格は13万円前後。
GHシリーズはより動画撮影機能を重視したモデルだが、GH3は新たにMOV形式の高ビットレート撮影に対応。1080/60pの「AVCHD Progressive」(28Mbps)はもちろん、MOVでは「ALL-Intra」(1080/30pで72Mbps)や「IPB」(1080/60pで50Mbps)といった形式で撮影ができる。
音声に関しても、MOVでは非圧縮リニアPCMでの記録に対応しており、映像制作のための編集を前提とする高ビットレートの動画撮影が可能だ。
撮像素子には1605万画素のLiveMOSセンサーを採用。感度設定は通常でISO 200~12800まで行なえるが、拡張設定を使うことでISO 125~25600までの設定が行なえるようになった。
背面モニターは3型(約61万画素)の有機ELディスプレーを採用。可変式でタッチパネルとなっている。またEVFにも174万画素の有機ELパネルを採用しており、高精細な映像の確認が可能だ。
無線LANを内蔵しているのも大きな特徴。iOS/Android用の専用アプリ「LUMIX LINK(2.1以上)」を利用することで、スマホやタブレット端末から絞りやISO、シャッタースピード、ホワイトバランス、シャッター、ズームなどをリモート操作して撮影ができる。さらに動画の撮影も遠隔操作で行なえる。
本機はGPSを内蔵しないが、スマホ側がGPSを内蔵していれば撮影写真に位置情報を付与することが可能だ。
本体サイズは幅132.9×奥行約82×高さ93.4mm、重量は本体のみで約470gとなる。
レンズキットは「LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH/MEGA O.I.S.」(H-VS014140)が付属する「GH3H」(予想実売価格19万円前後)と、防塵・防滴の「LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.」(H-HS12035)が付属する「GH3A」(同22万円前後)の2種類を用意する。