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iPhoneとハードが融合!? Wi-Fi接続で使うデジタルガジェット!

2012年11月13日 12時00分更新

文● 伊藤 真広

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iPhoneからデジ一眼を操作して、ワイヤレス撮影!

DSLR Camera Remote Professional Edition
端末:iPhone,iPod touch,iPad/iOS 3.1.3以上
作者:onOne Software
価格:850円


 キヤノンやニコンのデジタル一眼レフカメラをPCとUSB接続することで、ワイヤレス撮影が可能になるアプリが「DSLR Camera Remote Professional Edition」だ。 PC側にサーバーとなる「DSLR Camera Remote Server」を導入し、デジタル一眼レフをUSB接続するだけで設定は完了(一部の機種はカメラ側の接続設定が必要)。

PCと一眼レフをUSB接続して別途サーバーソフトを導入しなければならないため、電源供給ができない状態だと長時間のインターバル撮影などは難しいかもしれない

 あとは、iPhoneにインストールした「DSLR Camera Remote Professional Edition」を立ちあげて、デジタル一眼と接続されているPCを選べば、撮影の基本設定はもちろん、インターバルやタイマーといった本来カメラが持っていない機能を使った撮影も可能となる。

シャッタースピード、絞り、ISO、ホワイトバランス、画質などかなり細かいところまで調整可能だ

 なお、撮影ボタンのみ使える無料版「DSLR Camera Remote Free」も用意されているので、本アプリを購入する前に導入して、自分の環境下で満足に使用可能かためしてみるのもいいだろう。

手軽にGPS情報付きでレリーズ撮影

ZGR-1 Nikon GPSユニットとタイマーリモートコントローラー
端末:iPhone,iPod touch,iPad/iOS 4.0以上
作者:Zesty Systems Inc.
価格:無料(※接続用ケーブル「ZGR-1a」もしくは「ZGR-1b」が必要)


 ニコンの一眼レフカメラ専用のGPS情報付きレリーズ撮影アプリが「ZGR-1 Nikon GPSユニットとタイマーリモートコントローラー」だ。撮影するには、Zesty Accessoryから発売されている10ピンコネクタータイプのケーブル「ZGR-1a」か「ZGR-1b」で、カメラとiPhoneを接続する必要があり、ワイヤレスで離れた場所から撮影というわけにはいかないのが少々残念なところ。

ケーブル「ZGR-1a」か「ZGR-1b」でカメラとiPhoneを接続すると、iPhoneからシャッターが切れ、GPSの位置情報も画像に書き込まれるようになる

 とはいえ、ニコンの一眼レフデジカメにはGPS機能を搭載しているものは少なく、純正オプションのユニットは非常に高額。さらにインターバル撮影用のレリーズも高額なので、なかなか踏み切れないが、同アプリなら7000円前後(ケーブル込み)でインターバル撮影と、GPS情報の添付が可能になる。

撮影の設定はできないが、インターバル撮影の設定は直感的で非常にわかりやすい

 ちなみに、iPhone 5で採用された新しいLightningコネクターに対応したケーブルは、記事公開時にはまだ発売されていない。iPhone 5ユーザーは変換コネクターを用意するなどの対策が必要だ。

モノブロックなどの照明機器をiPhoneで制御

Elinchrom Skyport WiFi
端末:iPhone,iPod touch,iPad/iOS 3.2以上
作者:ELINCHROM LTD
価格:無料(※対応の照明機器、Elinchrom EL-Skyport WiFiが必要)


 スタジオでのスチール撮影などで使用するモノブロックやジェネレータータイプの照明機器を、ワイヤレスでiPhoneから操作できるリモコンアプリが「Elinchrom Skyport WiFi」だ。Elinchrom社製のジェネレーターやモノブロックストロボを無線で制御するアプリで、別売のレシーバーとセットで使用する。

個人ではほとんど使用することのないジェネレーターやモノブロック。プロの現場にもiPhoneの波は押し寄せているのだろうか?

iPhoneで設定した情報などを受信する「Elinchrom EL-Skyport WiFi」が別途必要となる

 iPhone側では照明の光量などといった設定が可能なほか、グループ分けなどにも対応。さらにテストモードで発光テストも行なえる。わざわざジェネレーターのそばまで行ってスイッチに触れる必要がないので、モデルなどの被写体を待たせる必要がなく、撮影時間の短縮にもなる。

撮影に必要な基本的な設定ができるので、Elinchrom社の対応ストロボを持つユーザーには嬉しいアプリとなるだろう

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