荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第274回

秋の神社仏閣巡りで猫と出会いまくり！

さらに猫との出会いは続く……猫散歩女子とも再会！

　そういえば以前、このあたりで猫を何匹も見たことを思い出し、ふらりと池沿いに公園の奥に入っていくと、草むらの影でくつろいでる猫発見したのが14時24分。

　じろりとニラまれたけど、逃げる気配はゼロ。近くのベンチでは昼間から酒飲んでるおっさんたちがくつろいでいて、彼らに可愛がられている風なのであった。

草むらから「こっち見んな」とニラまれたの図。この猫も地面スレスレじゃないと見えない場所に隠れておりました。こういう場所を見つけるのがうまい（2012年10月 オリンパス OM-D E-M5）

　この公園の猫は出会えたり出会えなかったりが常だが、今日は運がいいらしい。

　猫ばかり探してもいられないので、この日の目的だった弥生時代の遺跡を見に行き、そろそろ帰るかと神社前の駐輪場に戻ると、さっきの猫散歩女子と再遭遇。

　つい立ち話をしていたら、目の前をつつーっと猫が走っていくではないか。この神社、10回以上訪れているのに、猫を見かけたのははじめてなのでとっさに撮影。三毛系の猫でした。

とっさに撮ったのでブレちゃったけど、それも臨場感ということで（2012年10月 オリンパス OM-D E-M5）

　駆け抜けた猫はとんとんと境内に向かい、入口にある由緒書きの方にぴょんと飛び乗り、由緒書きの上にちょこんと座ったのだ（前ページ冒頭写真）。それが15時ちょうど。

はじめからここが目的だったようで、一目散に飛び乗り、由緒書きの裏側に回り、ぴょんと飛び乗って顔を出したのが冒頭写真である（2012年10月 オリンパス OM-D E-M5）

どうなっているのかとそっと横に回ったら、由緒書きを支える梁の上で器用にくつろいでたのだった。見てわかるとおり、大宮八幡宮であります（2012年10月 オリンパス OM-D E-M5）

　神社に猫ってよくある構図だけど、こんな神社らしい場所にいてくれるとうれしいですな。

ここがお気に入りの場所なんでしょうねえ。せっかくなので、猫と見つめ合うの図を撮らせてもらった（2012年10月 オリンパス OM-D E-M5）

　今回は彼女の猫遭遇運にあやからせていただきました。

　秋は散歩にかぎりますな。

筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイ ン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを探す日々。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい！』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』（ソフトバンク新書）。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/