キヤノンEOS 6Dを細かくチェック!
EOS 6Dの本体サイズは幅144.5×奥行き約71.2×高さ110.5mmで、バッテリーとメディア込みの重量は約755g。実際に持ってみるとかなり小さく、軽く感じる。フルサイズに対応するレンズだとたいていの場合は重くなるが、この軽さだと本体よりもレンズを装着した前方重心が大きくなりそうだ。
解像度の高い背面モニター
ファインダーは視野率がやや低め
背面の液晶モニターは3型とデジタル一眼レフではごく一般的なサイズだが、解像度は約104万画素となっており、より精細な画面で被写体を確認できる。光学ファインダーは視野率97%で倍率は0.71倍。視野率100%でない点は残念なところ。
AFセンサーは11点のフォーカスポイントを持つ新設計のもので、AFポイントの配置はD600と同じくやはりやや中央よりだ。このままAPS-Cサイズに配置すると7Dなどの配置範囲とほぼ同じになるので、このAFセンサーは今後のAPS-C機種で採用される可能性がある。
連写速度は秒間4.5コマとほかの機種と比べるとやや遅め。ストロボは内蔵していないので、外部ストロボを用意する必要がある。
無線LAN搭載でスマホで遠隔操作が可能
EOS 6Dの大きな特徴は無線LANを内蔵すること。スマートフォンとの連携も可能で、12月上旬に無償提供する「EOS Remote」という専用アプリ(iOS版およびAndroid版)をスマホに導入することで、EOS 6D内の画像の閲覧や削除をスマホ上で行なえる。
さらに撮った写真をスマートフォンに転送できるほか、スマホによるカメラの遠隔操作も可能。ライブビュー画面をスマホで確認してシャッターを切ることができるほか、絞りやシャッター速度、ISO感度の設定を変えたり、オートフォーカスを駆動させたりもできる。
画質に関する機能も満載!
完成された実機の画質が楽しみ
画質についてはまだ語れる段階にないが、少なくとも使い勝手はかなりいい印象をうけた。比較的低価格でフルサイズが使えるのは魅力であり、早く製品同等画質の評価機に触りたい、とワクワクさせてくれるモデルだ。
この連載の記事
-
第2回
デジカメ
実写サンプル満載! 最新ミラーレス5機種をガチ比較 -
第1回
デジカメ
やっと発売!キヤノンのミラーレス「EOS M」を徹底レビュー!! -
デジカメ
この秋はコレを買え! 注目のデジタル一眼カメラ総チェック - この連載の一覧へ