10月9日、EMCジャパンは、FCとiSCSI、FCoEのレイテンシを低減し、スループットを向上させるサーバー向けフラッシュキャッシュ「EMC VFCache」の提供開始を発表した。
VFCacheは、サーバーのPCI Expressスロットに接続するだけで、FCとiSCSI、FCoEのレイテンシを低減し、スループットを向上させ、アプリケーションのパフォーマンスを大幅に改善するというハードウェア。
オラクルやマイクロソフト、SAPなどのミッションクリティカルなアプリケーション環境のパフォーマンスを、ストレージベースと比較し最大3倍に高めることが可能。さらに、フラッシュ技術を活用した他社製品と比べ、下記の3点において大きな優位性を有するという。
- キャッシュの重複排除:物理的なサイズより大きく有効容量を提供し、書き込み回数を減らすことによりカードの長寿命化を実現
- クラスター対応:ミッションクリティカルに対応したクラスター環境のサポート
- vMotion対応:VMware vSphere vMotionとの連携により、VM(仮想マシン)上でのシームレスで柔軟な移行をサポート
対応する接続プロトコルは、FC SAN、iSCSIおよびFCoE。価格は構築・保守サービスを含まず、300GBモデルが約190万円、700GBモデルが約340万円。
対応OSなどは、下記の通り。