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薄くて、強くて、変形するヤツ

どこでも使えるWindows 8の本命!「レッツノート AX2」

2012年10月19日 11時00分更新

文● 盛田諒 写真●ANZ

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スペックチェック

 CPUは超低電圧版のCore i7もしくはCore i5。試したのはCore i5-3427U(2.8GHz) vProモデルだ。メモリーは4GB、ストレージは128GB SSD、OSはWindows 8 Pro(64bit)。

 ストレージの128GBは仕事と家庭の両方で使うにはやや少なめ。外付けが苦手なものとしては、パナソニックの直販サイト「マイレッツ倶楽部」で選べる256GBモデルをおすすめしたい。

 Windowsエクスペリエンスインデックスの基本スコアは5.5、ストレージの転送速度は8.1と高評価だった。パソコン全体のパフォーマンスを測るベンチマークソフト「PCmark 7」は総合値で4894。同じくストレージ系のパフォーマンスを測る「CrystalDiskMark 3.0.1」では、シーケンシャルリードで450MB/sと良好な速さを見せた。

 高速転送のUSB 3.0にも対応。USBメモリーから1GB、380枚の写真を移動させるのは2分29秒と速かった。

試作機によるテストでは、SSDの転送速度が高評価。CrystalDiscMark 3.0.1の結果も十分な実用レベルをマークした。USB 3.0にも対応しているので、データの出し入れでやきもきすることはないだろう

 再起動までの時間はシャットダウンから28秒。ブラックアウトから5秒で「Panasonic」ロゴが表示された。Windows 8の「高速スタートアップ」機能も手伝い、かなり動きは素早い。これならWindowsの更新も苦にならないはず。

 PCmarkで負荷をかけたときは裏面が熱くなったが、キーボードの熱はそれほど気にならなかった。ネットを見ながらOffice系ソフトで作業をする程度ならファンもなかなか回らない。仕事と趣味を兼ねる性能として、おおよそ不足はないと感じた。

回転ロックボタン、スマホ高速給電機能
細かい気配りがうれしい

 タブレットとして使ったときも、美しいというより“実用的”という印象だった。反応も良く、ミスタッチもない。Windows 8で、地図を見たり、メールを読んだり、ネットを見たり、Twitterに書き込んだり、機能的には十分満足だ。

 気配りが細かいなと思ったのは、キーボードの右下にある、画面の回転ロックボタン。プレゼンや営業で使うとき、ソフト制御でありがちな「ちょ、ちょっと待ってくださいね」的あたふたを避け、仕事に集中できるはず。

 インターフェースは、アナログRGB、HDMI、有線LANと、がっちりビジネス仕様。USBは2基、1基は1.5アンペア供給(もう1基は0.9アンペア)で、スマホの高速給電ができる。メモリーカードはSDXC/SDHC/SDに対応する。

 通信面ではWiMAXモジュールを内蔵、Wi-Fiとの使い分けができる。無線は2.4GHz帯に加え、802.11a/nなら5GHz帯も使える。Wi-Fiルーターの実力を引き出せるのは嬉しい。

右側面にはUSB3.0を2基搭載。そのうち1基は電源オフ時でも充電ができるタイプ。右端にあるのはHDMI出力だ

abc

左側面にはSDXC対応のメモリーカードスロットのほか、アナログ外部ディスプレー出力や有線LANを装備。ビジネスシーンでもしっかり活躍してくれる

abc

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