コンパクトPCをいじくり倒す!! 「Endeavor ST160E」ロードテスト 第3回
効果絶大! ストレージをHDDからSSDへ!
「Endeavor ST160E」をSSD×2のRAID 0に換装!(前編)
2012年10月11日 17時00分更新
ストレージのRAID構成と光学ドライブ装備の二者択一
機材が揃ったところで、さっそく「Endeavor ST160E」のカバーを開けて換装作業を開始。ただし……前回のメモリー換装の際にわかっていたことだが、本製品でSSDをRAIDで運用するにはいくつか問題がある。
本製品では、スリム光学ドライブと2.5インチストレージを、プレートの裏表に1基ずつ搭載する一体構造になっている。2.5インチストレージをもう1基装着する場所がないのだ。エプソンダイレクトの注文時カスタマイズにも「RAIDキット」(ただしHDD×2のRAID 1のみ)はあるが、「RAIDキット」と光学ドライブは排他となるので、どちらかを選ぶと、もう一方を搭載できなくなるだ。
2台目のSSDをワイヤーでプレートの底面に括り付けて、無理矢理ケースに収めることも考えたが、そうするとマザーボードに干渉しそうで、かなりリスキー。それ以前に、そもそもマザーボードのSATAポートが「SATA0」と「SATA1」の2基しかなく、3台のSATA機器は接続できない。電源供給はストレージ用が2本、光学ドライブ用が1本あるのだが、SATAポートが足りないのだ。
光学ドライブをUSBに変換して背面のUSB端子に回す“実質外付け化”を検討。本体に穴を開け、ケーブルの取り回すことができれば全部乗せも可能という結論に至る。「工作」の是非を問うため担当編集Gへ電話すると爽やかに「それじゃ、自腹購入で」と言い切りやがった。一瞬、本気で自腹購入を考えるが、ふと我に返り「無理!」と一喝して電話を切る。メモリーに続き、危うくまた担当編集Gの口車にの乗せられるところだった。今回は断念する。
「全部乗せ」に未練を残しつつ、光学ドライブを取り外し、2基のSSDを搭載。両方にケーブルを接続して、カバーを元通りにかぶせて換装作業は完了。続いてRAIDボリュームを作成し、OSのリカバリーという段取りになる。
さて、SSDが搭載できたところで、今回は終了。次回はRAID 0を構築して、実際にパフォーマンスを計測してみる。次回、コンパクトPCの「Endeavor ST160E」が大変貌を遂げる!
この連載の記事
-
第6回
デジタル
起動速度アップも!「Endeavor ST160E」をWindows 8にアップグレード -
第5回
デジタル
「Endeavor ST160E」はデュアルSSDよりBDドライブ! -
第4回
デジタル
「Endeavor ST160E」をSSD×2のRAID 0に換装!(後編) -
第2回
デジタル
8GB2枚挿しで「Endeavor ST160E」の描画性能が4割増しに! -
第1回
デジタル
ノートPCより省スペースに優れた「Endeavor ST160E」 - この連載の一覧へ