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富士見iPhoneクラブ 第67回

【iOS 6】写真をガバッ!と送れる「共有フォトストリーム」

2012年10月08日 12時00分更新

文● 富士見iPhoneクラブ製作委員会(編集担当:じまP)

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富士見iPhoneクラブのメンバーが、iPhoneのちょっとした使いこなしテクを毎回紹介していく月曜日。iPhone上級者なら「なにを今さら…」と思うかもしれないが、案外知らなかったり、使っていなかったりするネタもあるかもしれないぞ。

iOS 6便利機能紹介シリーズその3
仕事にプライベートに役立つ「写真」共有機能

 前々回の「おやすみモード」、前回の「後でかけ直す」電話機能に続き、またまた今回もiOS 6で追加された新機能を紹介する。

 今回は、友人や仕事仲間、あるいは家族などと、選んだ写真だけをお互いに共有できる『共有フォトストリーム』について。Wi-Fiと3G/LTEの両方に対応しているので、出先や移動中でもチェックできるのがありがたい。

共有フォトストリームの作り方

 『設定』アプリを開いてから【iCloud】をタップし、【フォトストリーム】をタップ。【共有フォトストリーム】の項目があるので、これをオンにしておこう。そのあとに『写真』アプリの【フォトストリーム】のタブを選択し、左上の【+】アイコンをタップすれば、共有フォトストリームが作成される。

●設定から作成まで

『設定』アプリ→【iCloud】→【フォトストリーム】から、【共有フォトストリーム】をオンに

そのあと『画像』アプリを開いて【フォトストリーム】タブをタップし、画面左上の【+】をタップする

 といってもこれだけでは不十分で、当然ながら、共有相手を追加する必要がある。宛先の欄に共有したい人を追加しておけば、その人のところに「フォトストリームを共有しよう」という申請が届く。なおこの申請は、受け手側がApple IDとiCloudが設定されたiPhoneで開く必要があるので注意。

 共有したい人を宛先に追加し、フォトストリームの名前を決めたら、【作成】をタップすれば、共有フォトストリームの完成だ。一方、共有を申請された側はメールや『写真』アプリに通知が届くので、参加を押せば共有フォトストリームのページが開く。このようにして、申請した相手が承認すれば共有が始まる。

●共有したいアドレスを入れて、相手が「参加」すれば共有開始

【名前】の欄に共有フォトストリームの名前を、宛先に共有したい人のアドレスを入れよう。その後に【作成】をタップすれば、共有フォトストリームのできあがり

一方、申請された側にはフォトストリームへの参加依頼が届くので、【フォトストリームを参加する】をタップする。画像アプリのフォトストリームタブに、共有フォトストリームが追加されている

フォトストリームに写真を追加する方法

 共有フォトストリームに写真を追加する方法は2種類ある。まずは、『写真』アプリのカメラロールなどから、右上の【編集】をタップし、追加したい写真を選択する方法だ。写真にチェックを入れたら、【送信】を押し、【フォトストリーム】のアイコンをタップして、共有フォトストリームを選べばいい。あとは【投稿】を押せばいい。この際、メッセージを入力することもできる。

●カメラロールなどから写真を追加する

画像アプリの右上にある【編集】をタップし、追加したい画像にチェックを入れてから、画面中央下の【追加】をタップ

そのあと、【フォトストリーム】をタップして、共有フォトストリームを選べば追加される。この際、メッセージを添えることもできるのが嬉しい

 もう一つは、『写真』アプリの【フォトストリーム】から写真を追加する方法。こちらは、共有フォトストリームを開き、右上の【編集】をタップして、カメラロールなどから写真を選択して【追加】をタップすればOK。ただし、この方法で追加した場合は、メッセージを添えることはできない。なお、いずれの方法でも、共有フォトストリームを作成した人しか写真は追加できない点に注意したい。

●フォトストリームから写真を追加する

共有フォトストリームを開き、画面中央下の【追加】をタップしてから、写真にチェックを入れて【完了】をタップすることで画像を追加する方法もある

ただ、この方法ではメッセージを書けないことに注意。また、写真を追加できるのは共有フォトストリームを作成した人だけということも覚えておきたい

「いいね!」が押せたりするのもポイント
Web上で見ることもできます

 共有フォトストリームに写真が追加されると、共有している全員に通知が届く。このときには、ホーム画面にある写真アプリのアイコンにバッジも付くので、見落とすことはないはずだ。新しく追加された写真は、フォトストリーム上に「新規●件」という印が付くのでわかりやすい。

 なお、共有フォトストリームでは、写真を閲覧中に右下の【+】をタップすることで、その写真にコメントを付けたり、Facebookのように「いいね!」を付けたりもできる。プロジェクトや学校のサークルで使っている場合なら、簡単な意見の交換などに使うこともできるだろう。もちろん、気に入った写真にどんどん「いいね!」を押しまくるのもアリだ。

●写真に「いいね!」する

写真が追加されると、共有しているメンバーに通知が届く。ここで共有フォトストリームを見ると、新しく追加された写真に「新規○件」というタブが付いている。また、写真を閲覧中に、右下の【+】をタップすると、その写真にコメントが書けるばかりか、【いいね!】を付けることも可能。ちょっとしたSNSのように使える

 共有フォトストリームはWeb上から閲覧することもできる。写真アプリの【フォトストリーム】から、共有フォトストリームの右側にある矢印型のアイコンを押すと、設定の編集画面になる。ここで【公開Webサイト】をオンにすると、リンクを作成し、PCのWebブラウザーなどからも見られるようになる。

 また【リンクを共有】をタップすることで、メール、メッセージ、Twitter、Facebookでリンクを送信することもできる。ただ、この機能をオンにしているときには、共有フォトストリームが誰でも閲覧できる状態になっている……ということは忘れないでおきたい。

●写真をWebで公開状態にする

写真アプリから【フォトストリーム】タブをタップし、フォトストリーム横の青いアイコンをタップ。ここで【公開Webサイト】をオンにすると、リンクを作成し、Web上からも見られる


このテクを使っている覆面:ニッシーさん

 写真を共有というと、旅行の風景や外食のメニューなど、いわゆるリア充的なキャッキャウフフ用途で使われることが多いと思われるかもしれない。しかし、仕事に使うファイルの簡易なチェックや、一人暮らしを始めた人なら家族に見せたい写真をアップするなど、いろいろな使い方があるぞ。iPhoneさえあればすぐにできてしまう手軽さや、Windowsマシンでもリンクを貼れば閲覧できるところなど、使いやすいところも魅力。

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