このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

業界人の《ことば》から 第10回

東芝 執行役専務 デジタルプロダクツ&サービス社・深串方彦社長:

クラウドによって、テレビざんまいの生活が始まることになる

2012年10月09日 09時00分更新

文● 大河原克行

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

今回のことば

「今後ますますテレビ体験を革新する力強い製品を創り出していく」

(東芝 執行役専務 デジタルプロダクツ&サービス社・
深串方彦社長)

クラウドやSNSを活用した新機能

 東芝は、液晶テレビの新製品として、REGZA Z7シリーズなど2機種7モデルを、10月下旬から発売する。

 同製品の最大の特徴は、タイムシフトマシン機能により、USBハードディスクに一時保管した最大6チャンネル約40時間の番組のなかから、ユーザーの好みにあった番組を勧めてくれる「ざんまいプレイ」の搭載だ。さらにクラウド上の番組情報を利用して、録画した番組のなかから関心のあるキーワードや、インターネット上で話題となっている用語、人物に関連したシーンを視聴できる「TimeOn(タイムオン)」機能を搭載している点にある。

 TimeOn機能では、リビングのテレビで思い出の写真を楽しむ「クラウドアルバム」、テレビのなかに伝言板を置くことができる「伝言ボード」、また、2013年1月からのサービスとして、テレビを起点としたSNSを実現するといったように、クラウドやSNSを活用したサービスが利用できるようになる。

 同社では、「REGZAユーザー同士が、テレビ番組などを話題として楽しんだり、話題のシーンを簡単に検索、視聴するといった利用ができる。クラウドを活用したテレビを軸にして、人と人、人とコンテンツがつながることを実現する」と語る。

 直近40時間に放送されたテレビ番組をすべて録画することで、取り逃しをなくし、そのなかから見たい番組を選択してみることができる東芝ならではの機能と、クラウドによる新たなサービスを結びつけた、これまでにない視聴環境を提案する製品になっている。

 東芝 執行役専務 デジタルプロダクツ&サービス社・深串方彦社長は、「クラウドによって、テレビざんまいの生活が始まることになる」と語る。

東芝 執行役専務 デジタルプロダクツ&サービス社・深串方彦社長

 単にテレビ番組を視聴するだけでなく、クラウドサービスを活用するとことで、テレビがこれまで以上に生活に密着するというわけだ。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ