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最新パーツ性能チェック ― 第132回

世代交代なるか? 「Samsung SSD 840」シリーズの実力を探る

2012年10月04日 17時00分更新

文● 池座 優里

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 トリプルコアの独自コントローラーと高速な「Toggle NAND」フラッシュの組み合わせにより、優れたパフォーマンスを実現した「Samsung SSD 830」。最近では価格も順調に下がり、SATA3.0(6Gbps)対応SSDの人気モデルの立場を確立しているのはご存知の通り。
 そんな人気モデルの後継として登場したのが今回検証する「Samsung SSD 840」シリーズだ。

Samsung製コンシューマ向けSSDでは3代目にあたる「Samsung SSD 840」シリーズ。上位モデル「Samsung SSD 840 PRO」と、下位モデル「Samsung SSD 840」の2モデルが用意される

 「Samsung SSD 830」の基本コンセプトはそのままに、新型コントローラー採用によりランダム性能を大幅に改善。まさにスキのない製品へと進化を果たした「Samsung SSD 840」シリーズの気になるパフォーマンスをじっくりとチェックしていくことにしよう。

新コントローラー「MDX」を採用した
「Samsung SSD 840」シリーズ

 「Samsung SSD 830」(以下、830)は、コントローラーにARM 9ベースのCPUコアを3基内蔵した「MCX」を採用し、インターフェース制御、シーケンシャルアクセス、ランダムアクセスを同時に処理することで、データに関係なく安定した転送を実現していた。
 今回検証する「Samsung SSD 840」シリーズでは、この自慢のトリプルコアコントローラーをさらに強化。CPUコアをCortex-R4へ、さらに動作周波数を220MHzから300MHzへと向上させた「MDX」に変更することで、より高速なデータ転送を可能としている。

Cortex-R4ベースの新型コントローラー「MDX」を採用した840シリーズ

 また、830が1モデルでメインストリームからハイエンドまでをカバーしていたのに対し、840シリーズではコストパフォーマンスに優れるメインストリーム向け「Samsung SSD 840」と、パフォーマンス重視のハイエンド「Samsung SSD 840 PRO」の2モデルを展開し、ユーザーはニーズに合わせて明確にモデルを選択できるようになった。それらの詳細についてはこちらで詳しく紹介しているので参照いただきたい。

ランダムアクセス10万IOPSのハイエンド向け
「Samsung SSD 840 PRO」

 「Samsung SSD 840 PRO」(以下、840 PRO)では、新型コントローラーと転送速度400M/bpsのToggle 2.0 MLC NANDフラッシュを組み合わせ、シーケンシャルリード最大540MB/sec、ライト最大520MB/sec、ランダムリード最大10万IOPS、ライト最大9万IOPSの高速アクセスを実現。特にライト性能は830から大幅に向上し、現行のSATA3.0(6Gbps)SSDのなかでもクラス最高レベルのパフォーマンスを備えている。

基本デザインは830を踏襲しているが、ケース表面の加工はヘアライン仕上げからつや消しへと変更。ケース厚は7mmでUltrabookの換装用にも利用できる

 容量は128GB、256GB、512GBの3モデル。いずれも標準状態では、オーバープロビジョニングは設けられておらず、信頼性を重視したいユーザーは付属のSSD設定ソフト「Samsung Magician」使って任意に容量を割り当てる仕組みだ。とはいえ、標準でキャッシュメモリーが実装され、耐久性に優れるToggle NANDフラッシュを採用していることから、一般的な運用ならそのままでも特に問題ないだろう。

Samsung SSD 840 PRO スペック表
容量 128GB 256GB 512GB
シーケンシャルリード 530MB/sec 540MB/sec 540MB/sec
シーケンシャルライト 390MB/sec 520MB/sec 520MB/sec
ランダムリード(QD32) 97,000 IOPS 100,000 IOPS 100,000 IOPS
ランダムライト(QD32) 90,000 IOPS
ランダムリード(QD1) 9,800 IOPS 9,900 IOPS 9,900 IOPS
ランダムライト(QD1) 31,000 IOPS
キャッシュ容量 256MB 512MB 512MB
その他機能 AES 256bit暗号化、Garbage Collection、TRIM、S.M.A.R.T
インターフェース SATA3.0(6Gbps)
外形寸法 69.85(W)×100(D)×7(H)mm
MTBF(平均故障間隔) 150万時間
製品保証 5年間
512GBモデルのCrystalDiskInfo 5.0.5の結果。インターフェースはSATA/600でSATA3.0(6Gbps)に対応。ウェアレベリング回数や使用済み予備ブロック数も確認できる

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