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10月からXiやLTEのパケット定額が変更 契約も変えるべき?

2012年10月02日 18時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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10月1日にソフトバンクモバイルが速度制御の基準について大きく変更を加えたため、記事内容も更新しています。

データ通信量の総量規制のほかに
一時的な通信速度制御の可能性も告知されている

 ここまで紹介したような明示的な通信量の総量規制のほかにも、各キャリアとも、短期間に大量のデータ通信を行なったユーザーを対象に、一時的に通信速度を制御するという告知を行なっている。iPhone 5の比較で、「auの月7GBに対し、ソフトバンクは月1.2GBで規制される」などとして、話題になっているのがこれである。

 各キャリアの告知内容については以下のとおりだ。

  対象プラン 対象ユーザー 制限内容
NTT
ドコモ
Xi各プラン 当日を含む直近3日間のデータ量が約1GB以上 それ以外のお客様と比べて通信が遅くなることがあります。
au ISフラットなどにおける3G接続 直近3日間 (当日を含まない) に300万パケット(=約366MB)以上の利用 (通信速度が)終日制限されます。
+WiMAX 表記は特になし
LTEフラット 直近3日間(当日を含まない)に1GB以上の利用 (通信速度が)終日制限されます。制限速度は混雑状況に応じて変動します。
ソフト
バンク
3Gスマホ向けパケット定額 前々月の月間パケット通信量が1,000万パケット(約1.2GB)以上 当月1ヵ月間、通信速度の制御を実施する場合があります。
LTE対応スマホ/データ通信端末向け定額 直近3日間 (当日は含まない) のパケット通信量が839万パケット(約1GB)以上 当日6時~翌6時、通信速度の制御を実施する場合があります。
イー・モバイル 各定額プラン 24時間ごとのご利用通信量が300万パケット(366MB)以上 21時~翌2時に通信速度制御を行います。

 ソフトバンクはLTEに対応したiPhone 5についても、3Gスマホと同様に当初月1.2GBで速度制御の可能性を告知していたが、10月1日になって、ドコモ/auと同様の「直近3日間で1GB以上」という条件に大幅に緩和している。また、これらの速度制御の対象になった場合も、「常時、通信速度が○○kbpsになる」というわけではなく、具体的な制御方法について、キャリアから詳しく告知されているわけではない。

ドコモ/auに対抗姿勢を見せるソフトバンク。当初月1.2GBで「速度制御の可能性」という内容を、「直近3日間で1GB以上」とドコモ/KDDIとほぼ同内容に変更してきた

 公平な利用を促すため、極端な使い方をしているユーザーに対し、一時的に通信速度の制御が入るのは仕方がないと言えるが、各キャリアから、よりわかりやすい表現や告知が行なわれる必要性が感じられる。


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