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今後世界で一番使われるイヤホンの性能はこんなのだ

アップルの新イヤホン「EarPods」 音漏れは確実に減った!

2012年09月23日 14時00分更新

文● 四本淑三

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EarPodsは世界で最も使われるイヤホンになるはず
その性能が気になるのは当然だ!

 世間ではテザリングがどうとか、7GB規制がどうとか、現実離れした楽しい表示をする「マップ」アプリの話題などで持ちきりだが、今回のiPhone 5で最も革新的だったものは、オマケのイヤホン「EarPods」だろうと思う。途中でデザインのマイナーチェンジはあったものの、2001年に発売された初代iPodから10年以上に渡り、基本構造に関わる大きな変更はなかった。それが今回一新されたわけである。それもかなりユニークな構造に。

写真は単体で販売される(2800円)「EarPods」のパッケージだが、同じモノがiPhone 5のパッケージにも同梱される。「EarPods」^

 おそらくiPhone 5はシリーズ中過去最大の売上となるだろう。そして今後のiOSデバイスのオマケで付いてくるイヤホンが、すべてEarPodsに更新されるなら、世界で最も使われるイヤホンになる可能性が高い。好き嫌い、良い悪いにかかわらず、このイヤホンの性能が、我々の生活環境を左右するのである。

 つまり音漏れがどうなのか、ということだ。

 この点で従来型のイヤホンは評判が悪かった。オープンエア型であるために、遮音性はないに等しい。だから電車内のような騒音環境では、音がかき消されてよく聴こえない。となると、ユーザーはボリュームを上げて対抗するわけだが、イヤホンのバックポートも開放されているため、ボリュームを上げた分だけ音も漏れていく。

 それに対抗して、電車内に「音漏れ注意」などとステッカーを貼ったところで無駄である。それはユーザーに我慢を強いる精神論にすぎない。あるいは“シャカシャカに説法”である。音漏れはタバコの副流煙のようなもの。使っている本人は気を使っているつもりでも、気を使うだけでは防ぎようがない。電車の中でまともに音を聴こうと思ったら、イヤホンをどうにかする以外、本質的な解決策はないのだ。

 そんなわけで、人々はイヤホンを交換しはじめ、高級イヤホン・ヘッドホンブームも起きた。そうした新規需要を喚起したという意味では、アップルの経済への貢献度は大したものと言わざるをえない。

 が、イヤホンに買い換えるのは一部のユーザー、あるいは、はじめからヘッドホンが大好きなマニアだけであって、大多数の人々はオマケのイヤホンを「まあこんなもんだろう」と渋々使い続けているのが実情である。そしていま、我々がこうして呑気にウェブ画面を見ている間にも、あの白いイヤホンは世界各地で音を漏らし続けているのである。

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