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Windows 8を搭載! Modern Style UIも快適に使える

写真で見る、変形する新型レッツノート「CF-AX2」【更新版】

2012年09月26日 14時00分更新

文● 小林 久/ASCII.jp編集部

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堅牢性を実現するための機構設計

 薄型筺体でも堅牢性を損なわないため、機構設計に関しても配慮が見られる。

 まずキーボード面(トップキャビネット)には、SX/NXシリーズなど従来機のマグネシウム合金ではなく、マグネシウム合金とアルミ合金を重ね合わせた複合素材を使用している。

ボンネット天板は薄型化するため、従来機種より凹凸が少ないが、十分な強度を備えているという

 薄さと強さを両立できるため、広く採用されているマグネシウム合金だが、その加工は難しい。特に薄型化すると金型に流れにくくなり、厚さが不均一になるといった不都合が生じやすい。そこでパナソニックは、キャスト加工した「マグネシウム合金製の骨組み」の上に、プレス加工した「アルミ合金製の板」を組み合わせることで、仕上げの美しさと強度の両立を図っている。難易度の高い工法だという。

HDMI端子とUSB 3.0端子を2系統。1系統は電源を落とした状態でも接続機器の充電ができるチャージャブルタイプ

Ultrabookでも端子類を省かないというのはLet'snoteらしい質実剛健さを感じる

 Let'snoteのアイデンティティーと言えるボンネット天板もさらに薄型となった。ボンネットの凹凸部分を階段状に厚くし、かつ金型に上手く金属が流れるよう奥行き方向に波打ったリブを入れて、薄型でも頑丈な天板としている。

 一方、タブレット操作時の使い勝手の面ではキーボードやパッドを無効化するHOLDボタンを装備。タブレット使用時は自動的に無効化されるが、液晶を回転させる途中や、ノートPCとしてマウスと一緒に使用する際、パッドを手動で無効化できる。

後ろ側にファンの排気口が用意されている

前面には電源ボタンや音量調整ボタンなど

ディスプレーのベゼル部分。Windowsボタンがある。タッチパッド部分にはキーボードを守るためのゴム脚。タッチパッドは今回は円形ではなく、角型になっている

 また、ディスプレーのベゼル部やタッチパッドの周辺などにゴム足を配置し、キーボード面を下にして置いてもキートップが傷付かないよう配慮した。

 キーボードは新開発のアイソレーション仕様で、キートップに指のかかりにくい蓋型の形状とした。

これだけ薄型の筺体でもビジネスに必要な端子類はほぼ装備しているのはLet'snoteならでは。電源コネクターも主流となりつつある角型ではなく丸型だ

 またヒンジ部分にはツメを立てて、キーボードをチルトアップできる機構も用意。ビジネスノートということで、薄型筺体でもアナログRGB出力や有線LANポート、セキュリティーロックなどを備えるCF-AX2だが、端子部が大きなVGAケーブルなどを接続しても、干渉が起きにくい。

やや小ぶりなキーボードだが打鍵感は上々。キートップは指が引っ掛かりにくい

タッチパッドのボタン部分の中央にはHOLDボタンが用意されている。液晶を回転させる際に、不用意にキーに触ってしまい誤動作させないための配慮だ

 なお、このツメはディスプレーを反転した際には自動的にたたみこまれる仕組みで、同社の細かい部分へのこだわりが感じられる部分となっている。

チルトさせられるツメは、液晶回転時に自動的に収納される

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