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プロ向けで培った読取機構、“Ractory”シリーズ2製品

パナソニックが個人向けドキュメントスキャナー市場に参入

2012年09月26日 14時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 パナソニックは26日、ドキュメントスキャナーの新製品「Ractory」(ラクトリー)シリーズ2製品を発表した。価格はオープンプライス。発売は11月16日を予定。公式直販サイト「Club Panasonic My Mall」で、本日からモニター販売の募集を開始する。

Ractoryシリーズの上位モデル「KV-S1026C」

 開発は業務用スキャナーを1993年から手がけているパナソニック システムネットワークスが担当。個人向けとしては同社初の製品だが、約20年の歴史の中で培ったノウハウが投入されているという。

 国内のドキュメントスキャナー市場(ADF付き)はiPadが発売された2009年の7万5000台から年々伸長を続け、2013年には21万台規模に成長する見込み(パナソニック調査)。市場は7割強のシェアを持つPFUと2割強のキヤノンの2社がほぼ占有しているが、今年に入り、エプソンやブラザーなども参入し、活況を呈している。

下位モデルの「KV-S1015C」。仕様の共通点は多いが、最大読み取り速度の違いや、用紙の搬送に使うパーツなどに一部違いがある

 今回投入されるのは解像度200dpiで毎分60面(両面原稿)の読み取りに対応した「KV-S1026C」(予想実売5万5000円前後)と、毎分40面の「KV-S1015C」(同4万円前後)の2モデル。上位のKV-S1026Cは給紙ローラーにジャムの少ない左右独立式ローラーを採用。同梱ソフトにも独自開発の「Image Capture Plus」(ICP)を採用している。

 ともに重送による読み取りミスが少なく、超薄紙(1026Cは20g/m、1015Cは40g/m)からエンボス加工のあるプラスチックカードまで、様々な原稿に対応できる機構設計が特徴。最大50枚と大容量のADFも装備する。

ボタンを押すだけで読み取り開始+簡単PDF化

 本体前面右に3つのワンプッシュボタンを装備し、普段使いの読み取り設定をワンタッチで読み出せるようにした。それぞれのボタンを長押しすると、PC側に設定画面が現れ、どのキーにどの設定をしたか、どこで設定すればいいか悩まずに機能を割り当てられる。

サイドにある3つのボタンを押すことで、ワンタッチでスキャンできる

 下位のKV-S1015Cにはファイル管理ソフトの「PageManager」と名刺管理ソフトの「BizCard」が同梱。パナソニック用にカスタマイズされたもので、Google DocsやEvernoteとの連携機能や、検索対応PDFの作成などをサポートする。

 上位のKV-S1026Cに付属のICPは、TWAIN/ISISドライバーに対応。業務用機で培った画像処理技術が活用できる。例えば、背景色のついた画像をモノクロでスキャンする際に、枠や周囲の色を見ながら、最適なしきい値を選び、地色で文字がつぶれないようにする“ダイナミックスレッシュホールド”やバインダーなどに閉じた原稿をスキャンする際、パンチ穴を除去する機能がそれ。読み取り条件や振り分け条件を設定するジョブスキャン(バッチ処理)機能も備える。

 これ以外にも10種類以上の体験版ソフトが付属する。

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