このページの本文へ

秋葉原のショップブランドPCで秋の夜長は快適ゲーミング! 第3回

安さと快適さの共存! パーツショップPCを比較【10万円以下編】

2012年09月20日 12時00分更新

文● 藤田 忠

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

最安クラスのPSO2推奨モデル
ツクモ「G-GEAR ファンタシースターオンライン2 推奨認定モデル」

ディスプレーを含まない基本構成で8万7980円。キーボードとマウスが付属する

 最後は、PSO2の推奨認定を受けつつ、8万7980円という超お手ごろ価格になっているツクモの「G-GEAR ファンタシースターオンライン2 推奨認定モデル」だ。どんなパーツを組み合わせることで、8万円後半を実現しているのか、内部をチェックしていこう。

スペック
型番 G-GEAR ファンタシースターオンライン2 推奨認定モデル
CPU Intel 「Core i7-3770」(3.4GHz)
チップセット Intel H77 Express
メモリー DDR3-1333 4GB×2 8GB
HDD 1TB、SATA3
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
ビデオカード GeForce GTX 560 GDDR5 1GB
電源容量 550W
OS Windows7 Professional SP1(64ビット)
サイズ 190(W)×475(D)×435(H)mm
実売価格 8万7980円

 基本スペックは、ここまで紹介してきたショップブランドPCと比べてまったく見劣りしない構成で、CPUは4コア/8スレッド、Turbo Boost時は最大3.9GHzで動作可能な「Core i7-3770」、「Intel H77 Express」チップセットを採用するMSI製マザーボード「ZH77A-G43」、DDR3-1600の4GB×2枚の8GBメモリー。そして、PSO2快適動作のキモとなるビデオカードには、ソフマップの推奨モデルと同じ、「GeForce GTX 560」とスキのない構成になっている。さすがにHDDの容量は1TBだが、明らかにコストダウン目的となる500GBなどの低容量になっていないところがスゴイ。

ツクモのゲーミングPCブランド「G-GEAR」に採用されているオリジナルPCケースを採用

リアには12cmの排気ファンを装備し、拡張スロットのブラケット部には、冷却向上のための排気用の穴が備わっている

 メーカーにこだわらず、秋葉原でPCパーツを集めれば同価格帯の自作PCは容易に組めるが、組み立てやOS/ドライバーのインストールに要する手間と時間、そしてサポート面を考えると、8万7980円の「G-GEAR ファンタシースターオンライン2 推奨認定モデル」は、間違いなく“格安”といえる価格だろう。

フロントインターフェースは、2基のUSB 2.0ポートとヘッドホン端子、マイク端子を装備している

CPUクーラーは、インテル純正を搭載。なお、空冷CPUクーラー最強の呼び声も高いZALMAN製「CNPS9900MAX」へのカスタマイズも可能だ

 ツクモのゲーミングPCブランド専用のPCケースだけあって、フロントとサイドパネルの一部はメッシュ状になっており、冷却性能を高めている。筐体は一般的なミドルタワータイプだが、幅は190mmとスリムになっているのがポイント。
 また、トップ前面には、ゴムの滑り止めをつけた平坦なスペースが用意され、ちょっとした小物を置けるようになっている。USBポートがそばにあるので、スマホの充電やデータ同期時に便利そうだ。

ドライブベイはドライバーレスなので、容易に光学ドライブやHDDの増設が可能だ

3.5インチドライブベイは、電源やSATAケーブルが側面側に来るので、自作PC初心者も悩まずに増設できる

 3大マザーボードメーカーの一つとなるMSI製マザーボードに、パソコンショップ アークと同じ高信頼性のSanMax製メモリー、さらに定番メーカーのZOTAC製ビデオカードなど、大満足のパーツ構成になっている「G-GEAR ファンタシースターオンライン2 推奨認定モデル」は、拡張性も申し分なしだ。
 ドライバーレスのドライブベイは5インチベイが3基、3.5インチベイが2基、3.5インチシャドウベイが3基と充実している。マザーボードはATXサイズなので、拡張スロットも豊富で、PCIーExpress x16やPCIスロットを装備している。

各種ケーブルは、風の流れを妨げないように綺麗に束ねられている。SATAケーブルなども、しっかりテープで固定する妥協のない作りになっているのがうれしい

 電源ユニットは、エコな80PLUS BRONZE認証を取得済みだが、容量は550W(定格500W)になる。ハイエンドビデオカードへのアップグレード時は容量アップが必要になるが、HDDやブルーレイドライブ、地デジチューナーなどの増設には支障のない容量だ。

80PLUS BRONZE認証を取得する容量550W(定格500W)の電源ユニットを搭載する

※編注:搭載パーツ(CPUとOSを除く)のメーカーや型番は、販売時期やロットによって同等性能の他製品に変わる可能性があります。掲載しているPCパーツは記事掲載時のものであり、記事内のパーツが必ず組み込まれることを保証するものではございません。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中