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ハードウェアアプライアンスは3TB/3ノード構成で120万円から

ソフトとハードドッチを選ぶ?オブジェクトストレージ「XecoS」

2012年09月20日 10時30分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 9月20日、ストアゲートはクラスタ構成のオブジェクトストレージシステム構築ソフトウェア「XecoS(ジーコス)」の最新バージョン「XecoS v1.6」を発表した。10月より、ソフトウェアライセンス、低消費電力型ハードウェアアプライアンスの2形態での販売を開始する。

「XecoS v1.6」搭載の低消費電力型ハードウェアアプライアンスも用意

 XecoSは、膨大な非構造化データを確実に長期保管するためのオブジェクトストレージシステムを、低コストで構築可能にする国産ソフトウェア。デジタル映像や画像などのコンテンツ資産、医療画像、製造業の設計データ、コンプライアンスやディザスタリカバリのための業務データ、バックアップイメージなどに対応する。

 データの多重化保存で棄損/改ざん/誤消去を防止する機能、HDD障害の定期巡回自己検査、世代管理や災害対策用リモートサイト保管機能などをネイティブに搭載する。また、PB(ペタバイト)クラスまでの拡張性と柔軟性、標準GUIでの使いやすさも特徴だ。

 今回発表の最新版XecoS v1.6は、クラウド型のコンテンツ管理に向けてマルチテナント機能(テナントごとの名前空間の隔離)を追加。テナント(組織)ごとにコンテンツ実データとメタデータを区分保管する事で、システム内の情報セキュリティを向上させると共に、コンテンツ格納と検索処理をテナントごとに並行実行させて処理速度や安定性を向上させているという。

低消費電力型ハードウェアアプライアンスの120TB構成

 価格は、ソフトウェアライセンスが1ノードあたり32万円(30ノード以上はボリュームディスカウントあり)。また、ハードウェアアプライアンスは最小構成の総記憶容量3TB、3ノード構成(1TB SATAディスク×1)×3が120万円から。総記憶容量960TB、64ノード構成(3TB SATAディスク×5)×64の最大構成が3400万円。

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