1世代前のGTX 560 Tiでも心配無用!!
最後は10万円オーバーのショップブランドPC最後となる「PASSANT i73770Z77GTi-PSO2」の性能を各種ベンチマークを実行して見ていこう。計測は、ここまでと同じく「CINEBENCH R11.5」と「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版」、消費電力の計測を行なっている。
大容量の16GBメモリー搭載が影響して、「CINEBENCH R11.5」のスコアーは7.48と、若干良くなっているが、CPUは同じ動作クロック、コア/スレッド数のため、大きな差はついていない。
次は、PSO2公式ベンチマークの結果だが、「GeForce GTX 560 Ti」は、さすがに1世代前のGPUのため、最新ミドルレンジの「GeForce GTX 660 Ti」とは、スコアーに大きな差がついている。といっても解像度1920×1080ドット、テクスチャ解像度が“高解像度”の設定で7862スコアーと、標準的な動作が見込める5000スコアーは大きく超えているので安心だ。また、fpsも平均で100fps、最低でも50fpsオーバーとスムーズな描画が可能な数値を出している。
最後は各ベンチマーク実行中の消費電力だが、どうしても最新GPUと比べると消費電力が高くなる「GeForce GTX 560 Ti」が影響して、アイドル、高負荷時ともに、ここまでに紹介したPSO2推奨モデルのなかで、最も高くなっている。
ASUSTeK製マザーボードも選べる高いカスタマイズ性がポイント
PSO2の標準的な動作が見込める「GeForce GTX 560 Ti」や16GBの大容量メモリー、高い冷却性能と拡張性を持つPCケースなど、基本スペックのママでも十分、軽量~中量級ゲームや動画エンコード、写真加工を快適に行なえる性能が備わっている。
「PASSANT i73770Z77GTi-PSO2」は、その豊富なカスタマイズ性も大きな魅力。ショップブランドPCでは珍しく、マザーボードのカスタマイズが可能になっており、ASUSeK製「P8Z68-V」(プラス1万円)を選択できる。また、ビデオカードも最新ミドルレンジの「GeForce GTX 660 Ti」(プラス1万6000円)や、シングルGPU最強の「GeForce GTX 680」(プラス3万4000円)を選ぶことも可能になっているので、より自分好みのスペックへカスタマイズしつつ、充実のサポートを受けたい人に最適な1台といえるだろう。
次回は10万円以下!
安くてもゲームには問題ない?
次回は、10万円以下で買えるPSO2推奨のショップブランドPCを紹介しよう。高画質にはこだわらないが、ゲームは快適にプレイしたい。そんな人向けのマシン性能をチェックしていく予定だ。
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