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2年連続の女王戴冠なるか? 5年目のミクGTプロジェクト 第39回

【ミクダヨーあり】

もうここからは落とせない! SUPER GT富士予選は7位通過

2012年09月09日 11時29分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真●鉄谷康博、加藤公丸、編集部

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三回の戦いを勝ち抜くことはできるか!?

 さて、ノックアウト予選は3回行なわれる。連続して同じドライバーは走れないので、1回目(Q1)はミクZ4が片岡選手、Mirai Z4が佐々木選手。2回目(Q2)はミクZ4が谷口選手、Mirai Z4に番場選手。3回目(Q3)はミクZ4が片岡選手、Mirai Z4が佐々木選手というオーダーになった。

 スタートして数ラップでミクZ4が「1'41.352」、Mirai Z4が「1'42.139」を出してすぐにピットへ戻る。同じタイヤを使い続けなければいけないため、ある程度のタイムを出したらピットに戻ってクルマを休ませるほうがいいのである。佐々木選手はこのときの走りを「Q1での僕の仕事はタイヤを使わずに、ある程度のタイムを出して番場選手にバトンを渡すことです。そういう意味ではキッチリ仕事ができたかなと思いますが、タイヤがハードじゃなかったら41秒台出せたな~という悔しさはありますね」と語った。

 また、片岡選手は「午前中よりもかなり気温が下がって、路面温度もそんなに上昇しなかったんですよ。だからなかなかタイヤが温まってくれなくて」と、なかなか苦戦していたようだ。しかし、「鈴鹿からポテンシャルは上がっているし、周りも速いけどついて行けている」とポジティブな要素も語ってくれた。

 GSRの2台はそれぞれ4位(ミクZ4)と14位(Mirai Z4)でQ1をクリアしたが、それ以外の痛車勢、エヴァ紫電、イカ娘フェラーリ、マッハ458先輩、音々コルベットの4台は脱落してしまったのである。なんということだ……。

 さて、迎えたQ2はミクZ4が谷口選手、Mirai Z4が番場選手。どちらもエースドライバーを投入した。Q2に勝ち残れば、最低でも10番手スタートが保証されるのだから、なんとしてでも勝ち抜きたい。

 谷口選手も数周後にアタックを開始し「1'41.931」を記録してすぐにピットへ入るかと思いきや、そのままラップを重ねる。「すぐ後ろにARTA ガライヤが来そうだったからね。でも来なかったので、ピットインの指示が来たんです。ちょっとギリギリでしたね」と谷口選手。なんとか10位でQ2を抜け出した。

 一方のMirai Z4と番場選手は「1'42.477」を出したあと、なかなか41秒台に入れることができない。結局、そのままタイムアップ。なんとQ2でMirai Z4は姿を消してしまった。番場選手にこのときの様子を聞くと「別に乗れていないわけではなかったんです。タイヤもよかったし、ドライブのミスもなかったし、できることをキッチリやったはずなんですが」と悔しさをにじませた。

 ついに10位以内のグリッドを決めるQ3だ。痛車勢で唯一勝ち残っているミクZ4をドライブするのは片岡選手。数ラップ後に「1'41.368」を叩きだした! 41秒台前半はこれまでのライバルを見ていると、かなり良い感じだ。きっと上位でフィニッシュできる……と思いきや、40秒台のマシンが6台も! しかも、ポールポジションを獲得したのは、コースレコードを塗り替えたハンコックポルシェを、さらに上回ったプリウスGTである。これには見ていた人、すべてが驚いただろう。最終的にミクZ4は7番手グリッドを獲得した。これはなかなか悪くない位置だ。

 片岡選手は「周りも速くなっていることを考えれば、この7位は非常に価値のあるものだと思います。決勝では僕と谷口選手の粘りの走りでなんとしてでも表彰台、あわよくばてっぺんを狙います!」とエンジン全開だ。今回の結果を大橋監督に総括してもらうと「まわりのクルマ、特に2台のポルシェはかなり速いことがわかっていました。ほかにもアストンやランボもいるけど、予想外に速かったのがプリウスとCR-Z。なので、7位になれるとは思ってなくて、想定外と言えばうれしい想定外でした。」

 決勝グリッドはミクZ4が7番手、Mirai Z4は13番手。300kmというスプリントレース中で、激っ速のライバルたちをどのように出し抜けるのか!? 応援シートから、ネットから、テレビから応援しよう! まだまだチャンピオン2連覇の夢は消えていない!

意外にも(?)子供に大人気の
ミクダヨーさんとうーさー

暗闇から登場! ついに彼女が富士スピードウェイに降臨した!

鈴木代表のテンションもこのとおり!

泣き叫んで逃げるかと思いきや、子供たちに大人気! キッズウォークでは行列が絶えなかった

このインパクト!

ミクのコスプレをしたチビッ子と一緒に記念撮影

ガブリと食らいつきそうな勢いのミクダヨーさん

10月からスタートするアニメ「うーさーのその日暮らし」がウィングとリアトランクに出現!

黄獣こと、うーさーも子供受けがいい。ちゃんとアニメも見るんだよ、キミたち!

片岡選手もこのふたりに囲まれてニッコリダブルピース。今後もサーキットに出没しゅてほしいぞ!

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