9月4日、双日システムズはエンドユーザーやアプリケーションベンダーが抱えるクライアントソフト管理の課題を解決するコンサルティング・構築サービスを行なうアプリケーション仮想化ビジネスを開始すると発表した。
これは、VMware ThinApp利用のアプリケーション仮想化分野に参入するもので、親会社である双日が連結会計システム「DivaSystem」をThinAppによるアプリケーション仮想化に移行した実績とノウハウを活用するという。
今回対象とするのは、
- 連結会計システム「DivaSystem」のクライアント用ソフトウェア
- Microsoft Excel 2010(アプリケーションアドイン部分)
- Internet Explorer6互換Webブラウザ
という主要3コンポーネントをThinAppを使ってカプセル化する作業だ。
ThinAppは、アプリケーションが稼働する際に必要なレジストリ情報やシステムファイルを仮想OSと一緒に1つの実行可能ファイルにカプセル化。アプリケーションは、カプセル内の仮想OS上で動作するため、クライアントPCのOSやOffice環境の違い、アプリケーション競合などを意識する必要がなくなる。また、エージェントやアプリケーションのインストールが不要なため、エンドユーザーにクライアントPCの管理者権限を付与していない場合でも、アプリケーションの展開をスムーズに行なえるという。