このページの本文へ

PCパーツ人気ランキング&店員も欲しがる旬なパーツ(8月25日~9月2日)

【売上ランキング】GB単価が最安の3TB HDDが売れ行き絶好調

2012年09月05日 18時00分更新

文● 藤田 忠

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
パーツストリート

PCパーツの売れ筋ランキングと、店員オススメのパーツを隔週で掲載する

 毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
 売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースフ ァンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。

昨年の価格に戻りつつあるHDDの売れ筋をチェック

PC DIY SHOP FreeT

 2011年10月にタイで発生した大洪水で、50%以上の値上がりという過去に類をみない大暴騰を記録したHDDだが、約1年でどうにか昨年、同時期の価格帯にまで戻ってきている。SSDの大幅値下がりもあり、低容量だが高速なSSDとデータ用に最適な大容量HDDを両搭載するPCを自作するのも、低コストで実現できるようになっている。

 HDDはほかのPCパーツに比べると、目新しい製品があまり登場せず、性能差もあまりない。目的に応じた容量や価格で選べば、まず失敗しないPCパーツと言えるが、やはり実際に売れている製品は気になるところ。今週はそんなHDDの売れ筋5製品を、自作PCの初心者から自作玄人好みのPCパーツまでを取りそろえる、元T・ZONEスタッフ有志がオープンしたショップ「PC DIY SHOP FreeT」で聞いてみた。

【取材協力】

エコ、静か、最安のWD Greenがトップ

集計期間 8月25日~9月2日 PC DIY SHOP FreeT
順位 製品名 実売価格
1位 Western Digital「WD Green WD30EZRX」(3TB、64MB) 1万780円
2位 Seagate「Barracuda ST3000DM001」(3TB、64MB) 1万780円
3位 Western Digital「WD Green WD20EARX」 (2TB、64MB) 7480円
4位 Seagate「Barracuda ST2000DM001」(2TB、64MB) 7480円
5位 Western Digital「WD Red WD30EFRX」 (3TB、64MB) 1万4800円

 「最近は1GBあたりの単価を気にする人が多く、1GB単価が3円台半ばと最も安価な容量3TBモデルが、売れ行き好調ですね。静音性や省電力性を気にする人は、両方に定評のあるWestern Digital『WD30EZRX』で、速度を重視したい人は1TBプラッターを採用し、回転数が7200rpmのSeagate『Barracuda ST3000DM001』を選びます。次に売れているのは、XPユーザーも安心して使え、価格も手ごろな鉄板の2TBモデルですね。ちなみに、24時間稼働などの高い信頼性で注目を集めている5位の『WD Red WD30EFRX』は、在庫が潤沢だったら、たぶん1位でしたよ。次回入荷が9月中旬~下旬なのが悔しいですね~」

週末限定特価では9000円台も出始めたWestern Digital「WD Green WD30EZRX」が1位

 ちなみに、ランキング内にHGST(旧 日立グローバルストレージテクノロジーズ)の名がない点が気になったので、その点をPC DIY SHOP FreeTの中川さんに聞いてみると、「HGST製HDDは、製品が入荷すれば売れるんですが、すっかり入荷量が減っています」とのこと。実際、HGSTは、Western DigitalへHDD事業を売却済みのため、同店だけでなくアキバ全体で品薄状態になっており、代わりにHGSTの工場で生産されている東芝製を指名買いしていくユーザーも増えている。

FreeT 上月さんに聞いた旬なパーツはコレ

PC DIY Shop FreeTのビデオカード担当上月(こうづき)さん

2万円を割るビデオカードでは一番高速ZOTAC「ZT-50207-10M」

 同店ビデオカード担当の上月さんに今週のイチオシを聞いたところ、悩むことなく勧められたのが1世代前のハイエンドGPUとなる「GeForce GTX 570」を搭載するZOTAC製ビデオカードの「ZT-50207-10M」だ。

 「MMORPGの『ファンタシースターオンライン2』や『Diablo III』をコストを抑えつつ、快適に遊ぶなら一番オススメ!! NVIDIAの最新ミドルレンジGPU搭載ビデオカードが近日登場予定ですが、価格は2万円台を超えるようなので、『ZT-50207-10M』のほうがねらい目ですよ」とか。

 消費電力や発熱量は最新モデルより高くなるが、価格を抑えつつ、3Dゲーム性能をアップさせたいライトなゲームユーザーにはうれしい製品と言えそう。ちなみに、10本(9月4日時点)近くの在庫があったが、在庫限りの特価品なので購入決断はナル早で!

【関連サイト】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中