このページの本文へ

急成長のビデオ会議プロバイダーがビジネスを本格化

どんな端末もテレプレゼンス品質!Vidyoが日本本格進出

2012年09月04日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 8月31日、クラウド型のビデオ会議ソリューションを展開するVidyo Japanは国内における本格的なサービス提供を開始した。Vidyo Japanは米Vidyo(ヴィディオ)の日本法人で、2011年に設立されている。

 Vidyoのソリューションは国際標準の映像符号化方式「H.264/SVC」を用いた高い伝送品質を売りとする。映像をレイヤーごとで保存するH.264の特性とAdaptive Video Layeringという同社の独自技術を用いることで、端末や帯域に合わせ動的にビットレートなどを最適化するという。この際にも負荷の高いトランスコーディングを行なわないため、高価で遅延やジッタの起こりやすい既存のMCU(多地点接続装置)は不要。シンプルなビデオのルーティングのみを専用ルーターで行なう。

端末や回線の種類に合わせてビットレートを最適化

どんな端末でもテレプレゼンス品質を謳う

 また、既存のビデオ会議システムと異なり、専用の端末を利用しないのも大きな特徴。すべての端末で「テレプレゼンス品質」を謳う。

 Vidyoのビデオ会議ソリューションは、グローバルで6500万人以上のユーザーがいるグーグルのビデオ会議サービス「Google+ Hangout」にも採用されている。国内においても、すでに日立製作所やリコー、KDDIなどのビデオ会議サービスで利用されており、ビジネスも急成長。2012年第1・第2四半期の売り上げは、2011年の年間売り上げの75%に達しているという。

■関連サイト

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ