このページの本文へ

メイドロボも間近!? ロボット掃除機の実力を見よ! 第1回

ロボット掃除機6台が激突!

ロボット掃除機はハウスメイドの夢を見るか? 徹底的に検証した

2012年08月29日 15時00分更新

文● 藤山哲人

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

意外に知られていない
1~2年ごとのバッテリー交換

 販売店やメディアの紹介であまり語られないが、内蔵バッテリーで駆動するロボット掃除機は、1~2年でバッテリーが寿命となり、交換が必要になるという点だ。

 ルンバの場合は、3000mAhのニッケル水素電池を使っているが、およそ1年半で交換が必要となる。そして交換用のバッテリーの価格は1万500円だ。購入時には、必ずバッテリーの寿命と価格を必ず検討することをオススメしたい。

バッテリーの価格が間違っておりました。正しくは1万500円です。訂正してお詫びいたします。

3000mAhなので容量的には、スマホの小型モバイルバッテリーと同じ程度だが、電圧が14.4Vなので手のひらサイズになっている

 ニッケル水素電池に詳しい読者なら「2000回近く繰り返し利用できるから5年は持つはずだ」と思われるだろう。しかし、ルンバで利用しているニッケル水素電池は、大容量タイプなので繰り返し利用回数が少なくなっている(ニッケル水素電池は容量が少なければ繰り返し利用回数が多くでき、高容量にすると利用回数が少なくなるという特徴があるため)ことに注意して欲しい。

 なお、ルンバのバッテリー寿命と交換用バッテリーの価格は、ロボット掃除機としては標準的な価格となっている。というか、他社がルンバと同価格帯に設定していると言った方がいいだろう。

その他のルンバの魅力を写真で紹介

 さてルンバの性能を色々と見てきたが、説明できなかった機能や魅力を写真で紹介しよう。

髪の毛カッターは他社にはない。さすがに老舗の心遣いと思わせる。ブラシには必ず髪の毛が絡まってしまうので、このカッターを使い髪の毛を切ることで、簡単にブラシの清掃ができる

ブラシ清掃クシ。これも他社にはない魅力のひとつ。絡まった髪の毛1本1本を手で取り除く必要がなく、かなり便利なアクセサリー

写真上の黒い装置が進入禁止マーカー。階段が黒くどうしても階段を認識してくれない場合、壊れやすく大切なものが置いてある場所にルンバを侵入させたくない場合は、このマーカーをセットすることで擬似的なフェンスを張ることができる

ルンバにしかない取っ手。ロボット掃除機は、モーターやバッテリーなど重い部品をたくさん使っているので、取っ手があると非常にラクに移動できる。単純だが非常に便利な機能だ

ACアダプターからの直接充電も可能。普段は充電台で自動充電するが、本体に直接ACアダプターを差し込めるので、大掃除をしている間は充電台を片付け、机の上などにルンバを置いてACアダプターで直接充電できるのが便利

本体でできる操作すべてに加え、ラジコン間隔で手動で遠隔操作できるリモコン。テーブルにいながらにして、部屋のある部分をスポットで掃除したいときなどは、リモコンを使ってその場所まで移動できる

バンパーにはゴムが張られ家具などを傷つけないように配慮さている点も見逃せない

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン