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SSD256GB搭載などバリエーションが豊富 「dynabook R632/W1」ロードテスト 第3回

256GBの大容量SSDは直販の「dynabook R632/W1」限定

2012年08月24日 17時00分更新

文● 星 紀明 写真●篠原孝志(パシャ)

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読み書きの速さやOS起動時間の短さに目を見張る

 東芝によると「dynabook R632/W1」シリーズには高速SSDが搭載されており、旧モデルの「dynabook R631」と比べて読み出し速度で約2.5倍、書き込み速度で約5.8倍も高速化されているという。実際に今回の試用機でSSDの読み書き速度を計測してみると、シーケンシャルリードは481MB/秒、シーケンシャルライトも365MB/秒という値を示しているほか、ランダムリード/ライトも軒並み高い。この数値を見る限り「dynabook R632/W1UFK」ではSSDモジュールもマザー側のインターフェースもSATA3.0仕様になっているのは間違いない。なお、仕様機のSSDは東芝製だったが、搭載されているパーツは変更される場合もある。パフォーマンスが若干変わる可能性もあるので注意してほしい。

「CrystalDiskMark 3.0.1c」でのベンチマークテストの結果。シーケンシャルリードは500MB/秒に迫る数値が出ているほか、ランダムリード/ライトも高く、NCQ(Native Command Queuing)の効果も「4K QD32」にきちんと反映されていることがわかる

Windowsエクスペリエンスインデックスの「プライマリハードディスク」のサブスコアも、上限値の「7.9」をマーク

 OSの起動時間もきわめて短く、電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまでが15秒、無線LANの接続が確立するまででもわずか23秒しかかからない。電源を入れて30秒以内でインターネットに接続できる状態になっているというのは、じつに機動性が高く、モバイルノートにとっては理想的だ。

 さらにこの製品には、東芝独自の「東芝高速スタート」という機能もあり、これを使うことで起動時間をさらに短縮することもできる。「東芝高速スタート」を利用するには、Windowsの「シャットダウン」から電源を切るのではなく、スタートメニューにある「高速スタートモード」から電源を切る必要がある。そして次に電源を入れると、BIOS処理やプログラムの読み込みを最適化して、通常よりも短い時間で復帰するというしくみだ。スリープモードにも近いものだが、「東芝高速スタート」にはWindowsのスリープよりも待機電力を抑えられるというメリットがある。これを使った場合のOS起動時間を計測してみると、デスクトップ画面が表示されるのに11秒、無線LAN接続の確立までが19秒で、それぞれ4秒ずつ早くなった。

「東芝高速スタート」を利用する際は、スタートメニューから「高速スタートモード」を起動し、この画面から電源を切る必要がある

 さて、今回はここまで。本製品では大容量かつ高速なSSDを採用していることがわかった。次回は「dynabook R632/W1」のバッテリー性能を検証する予定だ。

「dynabook R632/W1UFK」(シャンパンゴールド)

試用機のおもな仕様
製品名 dynabook R632/W1UFK
CPU Core i7-3667U vPro
メモリー 8GB(4GB+4GB) PC3-12800対応
ストレージ SSD 256GB
ディスプレー 13.3型ワイド(1366×768ドット)
バッテリー駆動時間 約9時間
サイズ W316×H8.3~15.9×D227mm
重量 約1.12kg
直販価格 15万4800円
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