このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

夏休み終了直前! デジタル機器自由研究 第3回

一眼レフのシャッターをスマホのアプリで切る 何の意味が!?

2012年08月22日 12時00分更新

文● 橋本 優/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ASCII.jpの編集者がお届けする、夏休みの自由研究。今回は、デジタルカメラやレコーダーなどAV機器全般を担当している橋本が、デジタル一眼レフカメラをスマートフォンでリモート操作できるアプリを夏休みの自由研究として引っさげてきた。USBケーブルの長さに左右されそうなアプリのレビューをご覧いただきたい。

スマホからデジイチをリモート操作したい!
悩んでいたときに素敵なアプリを発見

ニコン「D3200」の発表会にて。スマートフォンでリモート撮影しているモデルさん

 最近、無線LANに対応するデジカメが増えてきた。スマートフォンやタブレットと接続して、撮影した写真をスマホで参照したり、スマホに転送したり、スマホからデジカメをコントロールして撮影までできてしまうものもある。

 例えば、ニコンの最新デジタル一眼レフ「D3200」は専用の無線LANユニットを装着することで、スマホから撮影や撮影画像の転送はもちろん、ライブビューの表示も行なえてしまう。

 なんだかうらやましいなぁ、買い換えちゃおうかなデジカメ……と思いきや、実はカメラをコントロールできるスマホ用アプリがあることに気がついた。しかも、調べてみると意外と数多くある。まあ、基本はケーブル接続ですけど……ということで、ちょっと試してみた。

デジイチとスマホをUSBで直結

「GALAXY Nexus」と「EOS 50D」をUSBで直結。これでリモート撮影できる

 デジカメコントロールアプリのほとんどはデジタル一眼とスマホを直接USBで接続するタイプのもの。条件として、対応するデジカメはほとんどがキヤノンのEOSのみ(一部ニコンやソニーにも対応するが)で、スマホ側がUSBホスト機能に対応している必要がある。Androidのバージョンはだいたいが3.1以上が必要だが、GALAXYシリーズは2.3でも例外的に可能だ。

 なお、Android 2.xでUSBホスト機能を搭載するスマホに対応するアプリもあるが、ほぼroot化が必要らしいのでおススメしない。

GALAXY用のUSBホストケーブル

 ハードウェア的に必要になるのはデジカメ側のminiUSB端子とスマホ側のmicroUSB端子を接続するケーブル。ただし単純にmicroUSBをUSB(メス)に変換するアダプターを介して、USB-miniUSBケーブルをデジカメにつなぐではダメで、USBホストケーブルなるものが必要となる(例えばこのようなケーブルがUSBホストケーブルにあたる)。

「DSLR Controller(BETA)」のメイン画面。ライブビュー画面を表示しているが、画面タッチでAFを合わせられる。撮影モードはEOS側で変更しなければならない

ISO感度やホワイトバランスはスマホ側で変更可能だ

 今回使用したアプリは「DSLR Controller(BETA)」(649円)。

 スマホはAndroid 4.0の「GALAXY Nexus」を用意。アプリをインストールし、EOSを直接ケーブルで繋ぎ、アプリを起動するとライブビューの画面が表示された。

 もちろん、アプリ上からシャッターも切れるしモードの変更も可能だ。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン