リクルートの実証研究機関であるメディアテクノロジーラボは、撮影した虫の写真をアップロードするだけで、自動で虫を特定してくれるAndroid向けアプリ「虫判定器」をリリースした。
虫判定器は、写真をその場で撮影するか、保存していた写真をアップロードするだけで、虫の名前や特徴を教えてくれるアプリ。特定できた場合は、虫の名前とともに該当するウィキペディアのページが表示される。ちょうど筆者が今年6月に羽化させた国産オオクワガタの写真があったので、本当に虫の名前が表示されるか検証してみた。
結果は、残念ながら国産オオクワガタと解析されず、東南アジアの熱帯地方に分布しているアンタエウスオオクワガタと識別された。アンタエウスオオクワガタと比べると大アゴは太くないし全体のツヤもないのだが、機械解析するにはクワガタは細分化しているので難しいのだろう。
解析結果はさておき、虫好きにとっては素晴らしいアプリであることには変わりはない。解析結果が外れてなぜ外れたかについてウンチクを垂れるも良し、どうしてこの結果になったのかを虫好き同士で検討するのも良いだろう。