豊富なインターフェースを搭載
スリムな本体にもかかわらず、本機は非常に豊富なインターフェースを搭載している。しかも使用頻度の高いポートは本体背面だけでなく、前面にも搭載されており、フロントアクセスできるのがうれしい。
具体的にどのようなインターフェースが搭載されているか見ていこう。まず本体前面には、USB3.0×2、ヘッドホン出力、マイク入力、USB2.0、DVDスーパーマルチドライブを装備。また、フロントドアを開けると、マルチカードリーダーが搭載されている。
本体背面には、PS/2×2、USB2.0×4、IEEE1394、DVI-D、VGA、USB3.0×2、LAN、マイク入力、ライン出力、ライン入力を搭載。評価機の場合はビデオボードとしてNVIDIA GeForce GT 430を装備しているため、これらに加えてHDMIとVGA、DVI-Iも各1基ずつ搭載されていた。
キーボードとマウスは、USB接続タイプのものが付属する。キーボード上部に5種類のホットキーが用意されており、プリインストールされているユーティリティーで簡単に機能を割り当てられるなど、使い勝手に配慮されているのが好印象だ。
なお、メンテナンスがしやすいのも本製品の特徴。側面パネルを固定しているのはサムスクリュータイプのネジで、素手やコインなどで手軽に外せ、パーツなどの換装も手早く行なえる。デスクトップPCは、パーツを追加したり、入れ替えたりすることで、長く使っているだけに、メンテナンス性が高いのはうれしい。
コストパフォーマンスのよさが魅力
エントリーモデルながら、第3世代Core iシリーズをはじめとする高機能を数多く盛り込んだ「Endeavor TY1100S」。BTOでスペックを特盛り状態にしても12万円前後とリーズナブルで、コストパフォーマンスはきわめて優れている。
また、もっと自由にカスタマイズしたいというユーザーには、フロントパネル以外が本機とほぼ同じで、BTOのオプションも豊富な「Endeavor MR4300E」もおすすめ。こちらは、メモリが32GBまで増設でき、256GBのSSDも選択可能。CPUやビデオボードの選択肢もより充実している。
いずれの機種も、スリムな本体ながら高性能で、拡張性やメンテナンス性も高く、価格以上の満足感が得られるマシンだ。できるだけ低価格で高性能なPCを手に入れたいという個人ユーザーやSOHOユーザーには、ぜひ注目してもらいたい製品である。