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「Salesforce Communities」は2012年秋にパイロット版を提供予定

セールスフォース、企業用コミュニティ構築サービス提供へ

2012年08月17日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 8月16日、セールスフォース・ドットコムは企業がプライベートソーシャルコミュニティを構築できる新サービス「Salesforce Communities」を発表した。

 発表では、今ほど、顧客およびパートナーと価値ある環境で結び付き、効率と生産性を高めることが企業に求められている時代はないとしつつ、従来のテクノロジーは、企業と顧客、パートナーをつなげるという役割を果たせていないと指摘。既存のソリューションは、たとえばディスカッションフォーラムのような完全な対話環境かポータルのような完全なトランザクション環境かのいずれかで、企業と顧客をつなぐには至っていないとする。

 これに対しSalesforce Communitiesでは、

  • 同社のクラウド基盤「Salesforce Platform」の信頼性とプライベート共有モデルの枠内で、自社ブランドを冠したコミュニティを数分単位で迅速に構築、展開
  • 1つのIDから複数のコミュニティへシームレスにアクセス
  • 数人規模から数百万人のメンバーを有するコミュニティまで、スケールアップが簡単で、あらゆる規模のコミュニティをサポート

するという。

 また、様々なカスタマーサービス・コミュニティ(知識ベース型、同僚支援型、エージェント支援型など)を1つの環境に統合することで、より質が高く迅速なサービスを顧客へ提供することが可能に。また、イベントやキャンペーン、派生的なフォーカスグループまでも含め、多様なマーケティングコミュニティを簡単に作成できるとしている。

 Salesforce Communitiesは、2012年秋にパイロット限定版を配布し、2013年後半に一般提供の予定となっている。料金も、一般提供開始時に発表の予定だ。

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